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2019年1月6日〜2019年1月12日


1月6日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2019年1月6日】
 年末年始仕事を一通り終えて、映画にでもと思ったが、見ようと思っていたスリッツについてのドキュメンタリーは終了していた。ピアソラについてのドキュメンタリーも、昼の回には間に合わない。…と思ったら、昼の買い物から戻って、すぐに出られるようにと崩さずにいた格好のまま、居眠ってしまった。

 そうは言うても、ようやくゆっくりできるかんじなので、夕方、年賀状の投函がてら、喫茶店でくつろぐつもりだったのに、聞こうと考えていた音楽を入れたiPad miniを忘れて出てしまった。ちぐはぐ。もっと慎重に。

 年頭にあたり、母親からは、あまり怒らないでください、と。何度も同じことを訊かれるくらいはなんということもないのだけど、ぱっと見の印象や思い込みでおかしなことを言っていると糺さずにはいられないし、ネガティヴなことを繰り返していたら止めたくなる。聞いていて、しんどくて。いまさら「直す」ことはないのかもしれないので、テレビの爆音やエアコンの暖房と同じく、つらいので逃れたいだけと言うこともできるかもしれない。

 変な言いかたになるけれど、ひとは悪い奴が好きなのだと思う。悪い奴には何を言ってもいいから。敵とまでは言わずとも、何を言ってもいい相手が存在することで、言葉をぶつけるという行為が可能になるという点で、「悪い奴」を必要としているのではないか。左右を相対化して、どっちもどっちと言いたいのではないけれど、「悪い奴には何を言ってもいい」ところには、思想も言葉も信頼もへったくれもない。
 そうしたところで、そうしたものたちを相手にする理由がない。そうしたものたちはいつの世にも居たが、世の中が動くところには居なかったし、相手にもされなかった。それでは世の中が動かないからだ。でも、世の中を動かすのは思想や言葉や信頼ではなくなってしまったのだろう、議論することなく、ある思惑で世の中を動かすために、邪魔なものを排除するツールとして、そうしたものたちが利用されるようになってしまった。

1月7日(月)
[一回休み]
1月8日(火)
[一回休み]
1月9日(水)
[一回休み]
1月10日(木)
[一回休み]
1月11日(金)
[一回休み]
1月12日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2019年1月12日】
 ひさしぶりに、休日出勤。延期になった(ので助かったが、でなければ、一昨日は帰れなかった)がいつ言われるかわからないものがあるし、前倒しが要望されているものもあるし、来週重なる仕事をひとつでも減らしておきたい気持ちもあり。忙しくなると、突発的に急ぎの案件が発生したり、返信したりして、朝、さてと、と広げたものに手が付けられたのは夕方だった、ということもよくあるけれど、休日出勤だと、電話も切っているし、予定は予定どおりに捗る。
 と、考えていたのだが、もう休み明けの朝かなと思っていた休み明け提出物の未完成部分がやはり休日出勤者からまわってきて、そのフォローで半日。延期になった分にとりかかれたのは、やはり午後になってからだった。

 休日出勤のときは、外からの連絡はないし、他に出てるひとが居ても、基本的には個人の課題のために出ているので、音楽を聞くくらいはいいだろうと考えているのだけど、モバイルルーターを忘れてしまい、移動中にDLすることができず、iPad miniに入っている分しか聞けなかった。このところ、HD容量確保の点からも、ストリーミング配信に頼っていて、どんどん減らしていたので、聞けたのはわずか。Bossa Bosa『neji-7』(正式発売してほしい…)、オトミチエ『Super Stainless』(新作のカセットも買わないと)、レムスイム『Diver's Music』、ソンニャ・ファン・ハーメル "WINTERLAND"、配信もあるのかもしれないけれど、HDに残っていた図書館『図書館の水源郷』など。

 そう言えば、昨日は、モバイルルーターは持って出たけど、iPad miniは忘れた。しかも、前日、モバイルルーターの充電を忘れていた。何をやっているんだか。忙しいといろいろ行き届かない。

 月曜日もあるし、そこそこで切り上げたけれど、大阪や京都に出る元気はなかった。通勤路途中の書店に寄ったが、めぼしいものなく。書店が開いている時刻に帰れたのもひさしぶりだったのだけど。「正月特大号」という甘美な響きに接しなくなって久しい。
 帰宅後、天地総子さんの訃報を知る。中学に入ったとき、仲良くなったYに教わって井上ひさし『ブンとフン』を読んでから、数十年後に、元はラジオドラマで、物語の中で悪魔が歌う歌にメロディも歌もあり、天地総子さんが歌うその「悪魔ソング」がとても素敵なものであることを知ったことは、「長生きして良かった」ことのひとつです。

 ショックなことも、杞憂だったことも。仕切り直せればいいな。

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2019 Kijima, Hebon-shiki