目次に戻る

2018年9月2日〜2018年9月8日


9月2日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2018年9月2日】
 冬に向けて、会議多し。基本資料の改訂が2か月前から止まってしまったことで、また暫定対応が増える予感。毎回確認して、説明して、合意をとって、補足資料を作ることになる。というようなことを業務としてやっているから、ということにしておきたいのだが、「文書としての証拠がない」ことを盾にとって、あったとは言えないと、出来事を否定するひとたちが、文書の改竄を批判しなかったり、文書を証拠として残すことの否定に寛容であるのはどういうことなのだろう。文書としての証拠がないということが盾にとれなくなる、ということを意味していると気付かないのか。矛盾を突くのは、通常は、考え直してもらうため、だけど、そうしたひとたちに考え直すことは期待していない。黙ってもらおうというのでもない。ただただ、なぜそのようなことができるのかわからない。彼らは人格攻撃に対して過度に否定的な反応をするけれど、信頼、信用ということを顧慮しない者に対しては、信用しようがない、というか信用ということが成り立たないということを指摘することしかできない。人格が問題になっている、のだ。本来、そのような者は相手にならない。相手にせよと言いながら、人格を問題にするな、というのはそちらの都合だと思う。

 土曜日は、午前中は補修工事関係、午後からは家族行事。気が抜けない。閉館間際の図書館に駆け込んで、返却と借出。

 きょうは、友人宅で昼食会。ひさしぶりに会うひとも。ちびっこに「猫背ポイント」を3ポイントとられる。目を合わせたら、はっとして背筋を伸ばすのでした。
 そう言えば、お絵描きタイムのお題で、ちびっこから「星野源」と出てきたときにはどうしようかと。誰も描けんと却下になったけれど、たまたま前日に、『半分、青い』のテーマ曲の映像を見ていたので、一瞬、思い出そうとしてました。『半分、青い』は、主人公に共感できないという非難があるようだけど、端から共感を求めてないように思うので、何も言えない。なんだか「うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやがらせ、いじめのない花登筐もの」のような気もしています。

 帰宅途中、なにか、ぽんぽんと音がする、雷か、と思えば、はるか遠くで打ち上げられた花火でした。この夏、いつも遭遇するところが中止になったりして、初めて実際に見る花火でした。

9月3日(月)
[一回休み]
9月4日(火)
[一回休み]
9月5日(水)
[一回休み]
9月6日(木)
[一回休み]
9月7日(金)
[一回休み]
9月8日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2018年9月8日】
 今日も雨。きのうの夜も、火曜日の台風21号の被害に追い打ちをかけるような豪雨で、ひさしぶりにちょっと胃に来てしまった。他にもいろいろ要因はあるのだが。
 20号に続いて、21号も直撃だった。20号は夜だったけど、21号は昼ということで、交通機関は前日に午後からの運休を発表。例によって、うちは他の意向を伺いつつだったので発表は夕方近くではあったけど、出社を見合わせることになった。
 午前中は晴れ間も見えていて、まったく気配がなかった。最寄駅前のコンビニに通販で注文した本が届いているたのだけど、台風情報をテレビで見ながら溜息をついている母の手前、出られなかった。午後から暴風雨。休みの日は時が経つのがはやいけど、この日は一日が長かった。あ、休みじゃなくて、自宅待機だった。もとより仕事はできないのだが、外の様子と母の嘆きが気になって、他のことにも手がつけられなかった。
 補修工事が終わったばかりだったので、それが台無しになったらというおそれもあったのだけど、瓦も飛ばされなかった。夜、おさまってから、外に出てみると、家の前の道路には飛ばされてきた瓦のかけらや枝、看板などが散らばっていた。

 通勤路の電車のひとつは20時に運行再開、もうひとつは遅くまで運休していた。出社したところで、2時間で切り上げなければ帰宅できなかった。夜中にも激しい雨が降っていたが、翌朝には運行再開していた。出社したけれど、途中、テントは破れ、植込みは倒れ、いつも通る商店街は通行止めになっていた。大きな被害が出たところも多く、うちは大丈夫だったけど、停電や断水の地域もあった。早めに行ったけど、電車は遅れていて、ひさしぶりに満員電車に押し込まれることになった。帰りは、予約を入れていた歯科検診。コンビニで本を受け取るのは忘れていた。

 木曜の朝、北海道で震度7、震度6の地震が発生したというニュース。その時点での被害とともに、これから始まる復旧作業を思い、心が晴れない。
 別に、これをもって、「政権批判」に結びつけるつもりはないけれど、単純にアホみたいだと思ったことを。9月1日、南海トラフ地震を想定した防災訓練のニュースで、総理大臣のお話を長々と放送していた。小さく「訓練」と出ていたものの、総理大臣も参加しましたということがわかればいいだけのことで、何故長々と。オーソン・ウェルズ『宇宙戦争』事件を連想して真に受けたひとが右往左往したらどないするねんと思ったり、音声を入れ替えて使いまわしする気ではないかと思ったりしたけれど、21号で被害が出ても、ナマでも使いまわしでも、そんな姿は放送されなかった。

 きょうは早めにクリーニングを出したり、買い物に行ったり、21号以降気になっていた書庫を見に行ったり。無事だったけど、少し片付けと掃除。
 
 午前中に出発して、ひさしぶりに塩屋「旧グッゲンハイム邸」に。見たいライヴは多いのだけど、片道2時間弱かかるので、次の日が労働日の夜遅く終演になるライヴは敬遠しがちで。きょうは、明日が休み、しかも14時半からなので、ありがたく。yumboの20周年記念公演「実在する世の中 神戸編」。このタイトルで、20周年記念公演を行っていく予定だそうで、神戸はその第一回とのこと。
 少し早く着いたけれど、雨で歩き回れないのが残念。あと少しだったので、駅のホームで植本一子さんの『降伏の記録』を読み終えてから、商店街を抜け、行ってみようと思っていた「ジパングレコード」の場所を確認してから、「旧グッゲンハイム邸」に。まだひとが来ていないように見えたので、そのままお地蔵さんのとこで雨宿りしていたのだけど、みな屋内で並んでいたみたい。そら、そうか。

 照明が落ちる前から、澁谷さんのとりとめのない話が始まり、公演スタート。「さようなら」。いまのメンバーの音、声で奏でられることにどきどきしてしまう。最後の「家」でも、そう。高柳さんと工藤夏海さんが口に手をあててコーラスする様子が楽しかった。20周年記念公演ということで、4枚のアルバムからいろいろ選曲されていてたけれど、回想している場合…ではなく、いまの編成での新たな演奏で聞けて、わくわくさせられた。今回は特に、スティールギターが印象的で、みやけをさんのソプラノサックスとの絡みなど、柔らかなアンサンブルに、鋭い線が引かれたようなところがありました。細馬宏通さんとのデュオ作品、新しい曲、アルバム未収録曲、発掘曲も多く演奏された。
 澁谷さんがとりとめのない話をしている間の高柳さんの「このひとなに言ってるのかな」風のリアクションも、いつ見ても楽しい。

 yumboはリリースが続いているのだけど、それらをまとめて購入。『鬼火』収録曲からの4曲入りアナログ盤『石が降る』、『明滅と反響』の再発盤、澁谷浩次+細馬宏通『トマトジュース』、澁谷さんが音楽を担当した映画『ゾンからのメッセージ』のサントラ盤、工藤夏海さん制作の小冊子と20周年記念の飾りもの。

 たくさんの知人に思いがけず会い、準備ができてなくて、おたおたしてしまった。あかんなぁ。

 塩屋駅近くにある「ジパングレコード」は、開店したときにpopoの山本信記さんのツイートで知り、気になっていた。ジパングはZIPANGUと書き、ロゴがあがたさんの『日本少年 ZIPANGU BOY』から採られていたから。早めに行って寄ろうと思ったら、開店は17時ということで、終演後に行くことにしていた。17時になって行ってみたが、まだ開いていない。昼、雨が降っていたこともあって、駅前でコロッケを食べただけだったので、「ワンダカレー」にと思ったが、ここも17時半から。ちょっと歩いたら、ピザ屋さんがあったので、そこで一息入れることにした。17時半になって、戻ってみるも、まだ開いておらず、一旦は駅に向かったのだけど、そこで思い出して、店のインスタグラムを確認したら、17時半開店とあり、遅れてはいるが、休みではないということがわかり、少ししてから、もういちど行ってみた。開いてた。Roland Bocquetがあったから、という訳ではないけれど、値付け、品揃え、棚構成とも、「人類レコード」を思わせるかんじでした。オリジナル盤を初めて見たわーというのもあったけど、当然、手が出ない。ロスト・ジョッキーのクレプスキュール盤があったけど、手が出ず。元ロスト・ジョッキーのアンドリュー・ポッピーのEP "THE BEATING OF WINGS" が手の届く価格であったので、それを。ZTTから出ていたものは聞いたことがなく、どうなんやろなと思っていたところ、札に「フィリップ・グラスタイプ」とあったので、聞けるかな、と。

 乗り換えの三宮でもどこにも寄らず、帰宅。雨がまた降り出していたけれど、最寄駅に着いたら、やんでいた。(12インチを抱えているので)助かったけど、いまは、とにかく、しばらくは降らないでいてほしいとだけ。

目次に戻る

2018 Kijima, Hebon-shiki