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2018年7月8日〜2018年7月14日


7月8日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2018年7月8日】
 夜中はまだ降っていたが、朝、起きると、雨が止んでいた。薄曇りではあるけれど、青空も時折見える。気持ちは晴れないけれど。午前中はいつもの用事。午後から、母を伴って、先週月曜日の寄り先に。思ったよりも早くタクシーが来てしまい、いろいろ準備ができていないまま。なんやかんやで二時間ほど居て、帰ってきたら、なんだかいつもの家族行事のときと同じで、しばらく突っ伏して眠ってしまった。調整疲れ、かもしれない。
7月9日(月)
[一回休み]
7月10日(火)
[一回休み]
7月11日(水)
[一回休み]
7月12日(木)
[一回休み]
7月13日(金) 【▼ぐりぐらメモ/2018年7月13日】
 地震、大雨の他にもいろいろあって、このところ、ミッション、クリア、ミッション、クリア…の連続のようなかんじになっている。落ち着かない。週の始めのことはもうずいぶん前のような気すらする。通勤路で閉まっていたところ、動いていなかったところも、ぼちぼち動き始めていて、幾日かは地震前の時間割で行った。一方的になじみのある朝の顔々にもひさしぶりに行き会って少し安心したり。

 月曜日、物資調達のついでに、仕事場最寄駅近くの100円ショップで噂のUSB給電ミニスピーカー300円を購入。これで、音楽を聞きながら寝落ちしても、朝起きたら、パソコンからケーブルが抜けて、首に巻き付いているというようなことはなくなるぞ、と。yumbo『鬼火』を聞きながら、眠ったら、いい夢が見られました。寝る前に『竹山ひとり旅』の話をしていたからか、旅をしていた。行きあった女のひとといい仲になったりして。ひさしぶりに目が覚めるのが惜しまれる夢だった。

 火曜日、寂しい知らせ。餞別コンピ案件。返事がいらない手紙みたいなものとして。そのうちのひとつのお題は「ブリットポップ」かな。ほとんどないけど、なかなか進まない部屋の片付けの動機にはなるかもしれない。と思って、夜遅くに、手始めの1枚を探したのだけど、出てこない。汗だくになって、1時間ほどで終了。どちらがついでかもはやわからないが、片付けにはなった。

 ところで、火曜日は10月にあるコンサートの抽選発表があったのだった。申し込んだときは抽選とは知らず、がんばって、受付開始時刻に入れたら、別にそんな焦ることなかった、という。帰りの道すがら、見た知り合いのツイートで「ご用意できませんでした」だったとあったので、やっぱりなー、あかんかもなーと思っていたら、「ご用意」されてた。別の知り合いも「ご用意」されていたようで、よかった、よかった。

 水曜日、朝、自転車を引き出そうとしたら、家の壁の低いところに、蝉の抜け殻があった。前日に、この夏初めての蝉の声を聞いたところだった。つらいことが続いているので、ちょっとホッとしてもらおうと思って、通勤途中で、母に「蝉の抜け殻があったよ」と携帯メールした。
 昼にメールが来ていることに気付いて、蝉の抜け殻を見たのかなと思って、開けたら、ちがってた。水道局の検針があったのだけど、水道局のひとから漏水していると言われた、請求予定額が10万円になっているというものだった。メーターから家側は水道局の管轄外なのだという。血の気が失せる思いだったけど、母のショックのほうが大きいだろうと思い、水道局サイトを確認して、すぐに電話した。場合によっては減額もあるということで、そのために必要なことを母親に最低限伝えて。休んで対応することも考えて、できるだけのことはしなくては、と早く帰るのでせいいっぱいだったけど、帰ったら、修繕は終わっていた。電話した時点では、二か所あやしいということだったけど、一か所、地中の配管の破損だけだったと。書類関係も、修繕業者のかたに教えてもらったということだった。力が抜けた。母は昼ごはんが喉を通らなかったらしい。
 破損したのは家の裏で、隣との境目。地震のあと、雨続きだったということもあるけれど、見に行く余裕がなかったし、ちゃんと水が出たことで安心してしまって、メーターが回っていることまで気が回らなかった。

 木曜日、そんな中でも、通販物が届く。黄と赤の店が在庫一掃セールをやっていて、つい覗いてしまった。気になりつつも、ライヴに言った折りになどと考えているうちに、機会を逸していたものがいくつかあり、申し訳なく思いつつ。在庫一掃セールなので、レーベルやミュージシャンには影響ないとは思うのですが。青木孝明さん、西村哲也さん、コーノカオルさんのトリオ、バンド・エキスポ Band Expo『BAND EXPO』(2016年)、ビバ★シェリー『愛のサンセットモーニングベイ』(2016年)、ピカリズモ『記念品』(2012年)、サッド・ホースのSweet Dream Press独自編集の初期作品集 "SAD HORSE"(2015年)。

 政府を応援しているひとで目立つのは、文句を言うやつが嫌いなだけ、な類。いや政権なんて文句を言われてナンボなんですよ、てなことすら通じそうにない。文句を言うやつの文句を封じることに知的ステータスを感じている向きすらある。言うても、政府は強者側ではないか。その威を借りることに恥ずかしさを感じないことに知性などあるものか。文句を言わないとわからない、ということもあるだろうに。というか、相手が政府だから応援しているのであって、相手が仕事のできない上司や同僚や後輩だったら、ボロカス言うのではないか。あの調子を見ていると、同じように優しく接しているとは思えない。
 文句を言われたら、考え直して、ちゃんとすればいい。それだけの話なのに、ちゃんとできないからなのか、考え直したら負け、考え直さずに強弁する、いじめられている弱い立場をとる、というなりふり構わなさは、きちんと考えるということの基盤を崩す。

7月14日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2018年7月14日】
 午前中、保険会社の調査。補修するにしても、そのあたりが終わってからでないと、と思っていたのだけど、そのつもりで見ると、そこそこあちこちひびが入っている。暑い中、一時間ほど。どんよりした気分を転換しようと、母親を伴って、近所の喫茶店でランチ。30年以上になるけれど、入ったのは初めて。

 昼に少し休んでから、京都に。あまりに暑く、歩き回る気力はなかったのだけど、街中に出るのはひさしぶりだし、結局、四条から丸太町まで歩いて、「誠光社」に。辻井タカヒロさんの『京都ケチケチ買い物案内』が出ていたので購入。あわせて何かと思ったけれど、あるのではないかと思っていたものが見あたらず。思っていたものがあれば、その二冊を持って、「カモガワカフェ」で休もうと思っていたのだが、断念して、三条に戻る。「三月書房」で、その武田百合子『あの頃 単行本未収録エッセイ集』を購入。これは、「ぽかん」07号に掲載されている高崎俊夫氏の「文学者の映画エッセイをめぐって」で触れられているのを読んで、知った。長らく語り継がれながら、高崎氏も触れている事情によって、なかなかまとめられなかった映画についてのエッセイが収録されている。

 その後、「WORKSHOP RECORDS」と「100000tアーロントコ」に寄ったのだけど、『京都ケチケチ買い物案内』で取り上げられているのでした。「WORKSHOP RECORDS」店主との縁に驚く。『京都ケチケチ買い物案内』は、娘さん(アカちゃん、漫画を通してしか知らないですが、大きくなられましたね)にケチと言われたお父さんがそれほどじゃないことを証明すべく実態を活写…することで実用書になるのではという本。読み始めてすぐ、P.8右下の「お金は使いたくないけど買い物は好きなんです!」に対する誠光社・堀部さんの応対に早くも爆笑。しかし、いや、「そこまでケチじゃない」と思います、ふつうです、一緒です。

 木屋町三条「UrBANGUILD(アバンギルド)」での佐藤幸雄とわたしたち「わたしたち」発売記念関西ツアー京都編に。出演は、トリオ編成の佐藤幸雄とわたしたち、Gofish。わたしたちもGofishも「UrBANGUILD」で聞きたかった。Gofishはソロ。自然とあふれでる若さや世界を楽しむ心がベースになっていて、でも、慎重に、ていねいに、浮き上がらずに歌にしている、と思います。ギターも声もよく響いていて、聞いていて、楽しかった。やっと『燐光』を購入。
 佐藤幸雄とわたしたち、紫草玲さんがピアノで参加しているトリオ編成を生で聞くのは初めて。メモを取るつもりでいたけど、こそこそするのがもったいない演奏。柴草さんのピアノは残響を生かしたり、連打し、ギターとドラムが作り出すうねりから、皮というか形のようなものをつかみだして際立たせていた。アルバムのときよりも、柴草さんのヴォーカルも増え、佐藤さん、POP鈴木さんの演奏も、ものすごく自在でありながら、うきうきするロックンロールも持続させていた。

 京都からの帰りの電車が何故かガラガラだった。何か間違えているのではと不安に(水木しげる漫画の読み過ぎ)。

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2018 Kijima, Hebon-shiki