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2018年5月27日〜2018年6月2日


5月27日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2018年5月27日】
 冬支度にパーカッションで参加されているSENさんのツイートで、ひさしぶりに「油野美術館」の案内を見た。SENさんは「midnight gigs」という焼き菓子レーベルでの出店。13時から小川賀子さんとROBOWの阪井誠一郎さんのライヴもある、ということで。ひさしぶりだったので、案の定と言うかなんというか迷ってしまって、ずいぶん下がった(京都かよ)ところに出てしまい、もともとぎりぎりだったのに少し遅れて、たどりついたときには小川さんの演奏が始まってた。2階ではなくて、1階で、扉を開け放って。ぽかぽかした日曜日の昼に外で好きな歌を聞けて、楽しい。

 小川賀子さんの歌は、よしこストンペアでしか聞いていなくて、ソロでの出演を聞くのはたぶん初めてだけど、主によしこストンペアでもやってる歌を聞かせてもらいました。カバーらしいですが、歩くの大好きという歌は、歩くの大好きなので、うれしかったな。ホーメイのところで、ちびっ子や初めて聞かれたらしいお客さんからざわざわが伝わってきて、楽しくなってしまった。

 14時からROBOWの阪井誠一郎さん。チェット・ベイカー好きということで歌われた "My Funny Valentine" がおおらかで直球のバンドとはまた違った趣きでよかった。と言っても、「祝春一番」で聞いているくらいなので、ほんの一部しか接してないのだろうと思います。本人には告げずに見に来られたというROBOWのピアノ、森田さんが飛び入りしたり、客席で小川賀子さんがコーラスをしていたり。

 小川さんのソロもそろそろ聞いていこかなと『旅の色彩』を購入。プレよしこストンペア期の2006年録音。それと、ときどきツイッターでも見かけた漫画を集めた小冊子『酔っぱらったので気持ちを万がにしてみました。』を。かっこよい「midnight gigs」シャツも買いました…がサイズは大丈夫なのか、夏に向けて痩せないといけないのではあるまいか。

 のんびりしたくもありましたが、図書館で借りている本の返却期限が今日までだったことを出がけに気付き、持ち出していたので、大阪市内まで出てきているが、どこにも寄らずに帰宅。乗り換えの時間を短縮しようと、JRで図書館の近く(図書館は最寄駅からひと駅のところにあるもので)まで行ってみよかと思っていたら、トラブルで運休など発生しているとアナウンスがあり、いつものように梅田から阪急電車で。なんとか閉館時刻に間に合いました。

5月28日(月)
[一回休み]
5月29日(火)
[一回休み]
5月30日(水)
[一回休み]
5月31日(木)
[一回休み]
6月1日(金)
[一回休み]
6月2日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2018年6月2日】
 昼食後、ううう、と横になってしまい、出るのが少し遅くなってしまったが、大阪市内ミナミ方面へ。まず、北堀江南端「喫茶アオツキ」に。エムレコードから発売された新崎純とナイン・シーブスのシングル『かじゃでぃ風節』がとてもよかったので、紹介してくれたアオツキさんで買おう、と。ジャズミュージシャンの新崎純氏が民謡「かじゃでぃ風節」をアレンジしたら、なんともふわーっとした、ビーチボーイズ "PET SOUNDS" を思わせるものになってしまったという1977年録音。B面は、Visible Cloaksによるリミックスバージョン。
 『かじゃでぃ風節』と同じ平台(机)には、気になっていたリソグラフ印刷本、植野隆司編『うた本 みんなみてる INDIE FOLK SONGS』が思いがけずあったので、購入。実は、CD-R作品で買いたい作品があったのだけど、目的地が同じその作品のご当人がいらっしゃってて、照れてしまい、次の機会に。と思っていたら、『みんなみてる』にも歌が収録されてました。時間が前後するけど、帰りの電車で、『みんなみてる』を眺めていたら、うっかり自宅最寄駅で乗り過ごすところでした。
 夜に備えて、少し何か食べようと思っていたのだけど、満席で果たせず。大変そう…なので遠慮して、なんて言うと営業妨害にならないかと思いつつ。土日以外の夜に寄れればいいのだけど、とんでもなく「遠回り」で帰ることになるのでなかなか。

 歩いて、難波まで。いつもとちがい、先日、元同僚が就職した会社がある付近を通ってみることにした。お、おしゃっぴー。コンビニまで色が違う。橋が公園みたいになってる。湊町リバープレイス…名前を見るだけで実在を確かめられていなかった。「FM大阪」、ここやったんか。縁がないもので、「なんばHatch」も場所を知らなかった。

 「難波ベアーズ」に。頭士奈生樹さんの新作『IV』の発売記念ライヴ。オープニングアクトは、山本精一さん。クラスター&イーノの On Land mix のような。愛らしい形の音がざらざらした質感のまま、ぽん、と提示されてた。接触音も取り込んで、ざざっと散りばめるようなかんじで。頭士さんの研ぎ澄まされたきらきらした音への対照的な前置きのように聞こえた。頭士さんはソロで少し、それから渚にてとともに。研ぎ澄まされた、考え抜かれたと思われるフレーズや音が、それでも弾き出すと、ぶっ飛んでしまい、自在になる。ルーパーとの相性はよくないかもしれない。ルーパーに合わせるようなことはなさそうで。渚にてとの演奏では、ひたすら自在に、音が飛び出してくるようで、柴山さんもギターに専念して、ガッガッとものすごい音を出していた。隅々まで研ぎ澄ませて、なおかつ自在で、だからパワフルでもある、という。
 頭士奈生樹『IV』と渚にて『Naked 渚にて Vol.7』を購入して、恵比須町駅まで歩いて、帰宅。

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2018 Kijima, Hebon-shiki