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2018年4月15日〜2018年4月21日


4月15日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2018年4月15日】
 月曜日になって突然の人事異動の発表があり、わたしも何も聞いていなかったのだけど、所属部署が変わっていた。意外な異動については、退職に伴うてこ入れかと思っていたら、ちがう部署で、事前の話もなかったという。うーん。金曜の夜は、急遽、激励会に。野球の話など。昔のユニフォームで対戦する試合で相手が強かった時期ので出てこられると、トラウマがよみがえる、と。そんな威嚇効果があったとは気が付かなかった。

 通勤読書、月火と、映画を再見した流れで、作中に映画のことも出てくるというので恩田陸『ブラザー・サン シスター・ムーン』。高校時代仲が良かった3人が大学時代を回想する。同じ出来事を経験していても見方、軽重が異なる様を描く。映画も共通経験のひとつとして登場する。それぞれの話はプロローグのような気がしなくもない。自分にとってのプロローグを探るという話なのだと思うけど、ジャズ研に居たひとりについての章で、卒業後ジャズはやめてしまうものの「ある曲が、無性にベースを手に取りたくなる衝動をかきたてることを、今の彼はまだ知らないのだった」とある、その曲のことが書かれていない。もやもやするなーと思っていたら、どうやら、その章のタイトルがその曲らしい。あとの二人の章のタイトルは作中にも出てくる映画の題名なのに、それだけ出てこないからなんやろなと思ってたのでした。
 話とは別に、第一部の主人公の「内側に入ることを無意識のうちに拒絶してしまうタイプ」に親近感。「オタクにはなれない」「コレクターにもなれない」「常連、とか中心メンバー、というのが苦手」。ああ。

 NHK『半分、青い』は子供時代。気安さと踏み込みの塩梅を気にかけてると思う。大きくなったらそのあたりがどうなるのだろう。主人公の片方の耳が聞こえなくなったあとの漢方薬についてのひそひそとした母親ふたりの話にひやりとした。ドラマの時代より数年前だけど、子供の頃、ひとの目に見えないものが見えるらしいあやしげな先生んとこ行って処方してもらったりしてたので。母親はそのあたりを見逃したみたいだけど、わざわざ伝える気にはなれんかった。

 とある理由で今頃になって2017年を振り返る私家版選曲を作っている。持っているCDについても、家では直の再生、出先では定額制配信で聞いているため、ほとんどパソコンに取り込んでいなかった。見失っていたものもあり、揃えるのに時間がかかってしまった。
 メモを読み返していて、9月23日にさしかかったところで、配信のみの『京都音楽博覧会2017 IN 梅小路公園』からアレシャンドリ・アンドレス&ハファエル・マルチニの2曲をDL購入した。初めてのDL購入。前にAmazonでうまくDLできずに放棄したことがあり、それ以来、購入に及び腰だったのだけど、あっけなく完了。オムニバスの場合は選んで買えるのはありがたい。他も定額制配信で聞けるのだけど、田島貴男さんと二階堂和美さんのは買おうかな。

 きょうはひさしぶりに遠出。「神戸市総合インフォメーションセンター」で平民金子さんのブログをタブロイド新聞化した『ごろごろ神戸2』を購入。入って探していて、カウンターの横に見本が置いてあるのを見つけて、あっと思い、カウンターのほうを見やると、「ごろごろですね」。合言葉か。無事に買えて良かった。

 ひさしぶりに「1003」に寄ろう、と思って、探している(何度も行っているのに毎回探してる)と、神戸市民の同僚とばったり。「1003」では「安田謙一の 恋の本だな」を覗いたのち、「なnD」6号を購入。

 ふと友人が手伝っていた海岸通近くの雑貨店を覗いてみようと思ったが、見つからない。建物がなくなっているところもあちこちあったので、ひょっとしたら、その中に含まれているのか。住所を控えていなかったので、改めて確認したい。

 神戸駅南西「東出町自治会館」でのとみさわ昭仁『無限の本棚<増殖版>』出版記念トーク&サイン会「あれコード、それコード、だれコード」に。とみさわ昭仁さんは、『フリースタイル』に書かれている文章で知ったひとで、目のつけどころと(後)追いかけかたがおもしろい。コレクターについての本は、出た頃に、西院駅前の書店で見かけて、気になったものの、そのとき持ち合わせがなく、その後見失っていた。文庫になってからも、通勤途上の店では見つけられないでいたところに、今回のイベントを知り、それならと待つことにした。安田謙一さんと、おもしろいレコードをかけあうという趣向。やはり、追いかけかたがおもしろいし、おかしさを見つけるのがうまい。うまい、というか、よく気が付いたなぁと。安田さんと二人して、「これ見つけたら買うでしょう」を合言葉のようにしていたのが可笑しかった。売りに出てたからかなり経っているのに売れ残っていたものに対して(これを見逃すなんて)「みんな何をしてるんや」とか。うれしいような、憤るような気持ちはよくわかる。『無限の本棚<増殖版>』と、レコードもかけてらしたけど覆面歌手についての冊子『覆面音楽祭』を購入。

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4月21日(土)
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2018 Kijima, Hebon-shiki