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2018年1月28日〜2018年2月3日
1月28日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2018年1月28日】
行こうかなと思った個展があったのだけど、場所を確かめようと会場であるギャラリーのサイトを見たら、最初のページのトップに、京大iPS細胞研の不正論文事件に「かこつけ」て「反日マスコミ」がどうのこうのという記載があり、げんなり。ツイターでの投稿を「ニュース」として表示するようにしてあり、自称保守による投稿をリツイートしたものがトップに来てた、のだった。が、山中氏を応援したいのであれば自分の言葉ですればいい。山中氏を利用した自称主張をギャラリーサイトのトップに掲げる了見がわからない。という次第で、行かなかった。作家には何の問題もないけれど、そんな場所に行って、それを掲げたひとにどのように対すればよいかわからない。意見するような間柄でなし。 多くのひとが否定しにくいようなことに「かこつけて」直接の関係がないことを言い立てることは、意見を述べるということの作法として、恥ずかしい。阪急電車のマナー広告みたいだけど、「かっこはつけても かこつけるな」と思う。意見ですらないから、できるのかもしれないが。 買い物以外は外出せず。登録アドレスの変更であたふた。テレビで、赤報隊事件のドキュメンタリー、「地球リアル/空港ピアノ〜イタリア・シチリア島〜」(映画音楽も手掛ける作曲家、マルコ・ベッタ氏が出ていた)、中村ゆりと尾上紫が出ている「平成細雪」最終回。「GYAO」で、「越路吹雪物語」(木南晴夏が岩谷時子役)の先週分。 |
1月29日(月) |
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1月30日(火) |
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1月31日(水) |
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2月1日(木) |
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2月2日(金) |
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2月3日(土) | 【▼ぐりぐらメモ/2018年2月3日】
懸案がいろいろ。対応には幅があったとしても、ミスが発生すると、その幅を狭める方向に傾きがちで、その結果、細かくなった選択肢の見極めが面倒になったり、却って目的や意義を考えなくなって、考えないがゆえのミスが起こることになりかねない。とは言うものの、逸脱が目的を踏まえたものなのか慣行を踏襲しただけなのかは結果からはチェックできないので悩ましい。 とは言うものの、念タメや抑えやリカバリーでやってることがあたりまえのことのように思われるのは避けたい。オフィシャルにするのは筋違いだし、「例外もやってしまえば前例のうち」では、最初から例外的なことはしない、と、フォローを忌避することを招いてしまう。 というような日々なのだけど、業務のエアポケットができそうだったので、週の始めに予約を入れて、木曜日、仕事が終わってから扇町まで。「ムジカジャポニカ」での「パイレーツカヌー きさらぎ旅」を聞きに。電車が遅れたり、小雨が降られたりしたけれど、開場前に着けて、席にもありつけたのでよかった。「ムジカ」での定位置。2月いっぱいで扇町ビルそのものが取り壊しになるため、移転するので、この定位置、うしろのひとの邪魔にならず、足を気を付けていれば通るひとの邪魔にもならない隅っこの席も座り納めかな。気になるライヴはまだまだあるけれど、今の場所では2月がラストということで、仕事のある日だったりして、直前にならないと行けるかどうかわからないのでむずかしいかな。月曜日に入れた予約が通ったのはラッキーだった。 パイレーツカヌーは、エリザベス・エタさんがアメリカ在住で、ツアーが一年に一回あるくらいになっていて、それを逃すと(去年もそうだったけど、逃しがちな時期に重なっていて)見られない。ということに加えて、エタさんが産休に入られるということで、是が非でもと思っていた。そうしたら、この日は、知らなかったのだけど、河野さんも欅さんもお休みで、パイレーツカヌー featuring エリザベス・エタ、というか、エリザベス・エタ&パイカス(PiCas、男性メンバー3人で活動するときの名義)という趣きの特別な編成なのでした。 共演は、アパラチアンフォークを継承されているというアーニャ・ヒンクル Anya Hinkleさん。ヒンクルさんもいま日本各地を回られていて、何度かパイレーツカヌーとの共演の日がある。ヒンクルさんの日程の詳細はわからないのだけど、翌日に京都でスーマーさんとのライヴがある、ということで関西に来ているスーマーさんも飛び入り参加。ヒンクルさんの演奏に参加するだけでなく、パイレーツカヌーのカバーを歌ったり、あまりライヴでやらないという「泥水が揺れる」を歌ったりとしっかり出演者となっていました。「ただでは入れない…そういう意味じゃなくて」と話されていたのが可笑しかった。ヒンクルさんはギターの他、フィドルも。炭坑町の伝承プロジェクトのようなものに携わっているそうで、そこからの曲もいくつか。子供の墓についての歌が印象的だった。表現に思案しているときにパイレーツカヌーのメンバーから「しゃぼんだま」を教えてもらい、そこからの着想が生かされているとのこと。演奏にはスーマーさんの他、パイカスの3人もエタさんも加わり、バンド編成で聞けたのもよかった。 エリザベス・エタさんは、シュッとした印象を持っていたのだけど、この日はふわっとしたかんじで(髪型の話ではなく)驚いた。前述のように、エタさんソロの趣きなのだけど、今回のツアーがもともとはエタさんのソロツアーとして計画されていたとのことで、そのために準備していた曲が新曲としてたくさん披露された。パイレーツカヌーの曲はブルーグラスやアメリカのカントリーフォークに則っているけれど、心の翳りをすっとつかむようなところがあって、組み合わせの妙によるものかと思っていたのだけど、エタさんのオリジナルにももともとそれはあるのでした。欅さんが居ない分、ヒンクルさんが入ってフィドルを担当。新曲もいつかまた再会できるだろうと思います。アンコールはパイレーツカヌーの代表曲と言える2曲でした。
きょうは気になっていたけれど行ったことがない店探訪上本町編。「アオツキ書房」休止後、どこで買えばええんやと思っていた「ミツザワ通信」の新しい号が出た、ということでサイトを改めて見たら、URCレコードを聞く会を開催されていた「mole
music」で取り扱っているとあり。盤はふだん聞いていないかんじのものがメインであることと、上本町と聞くだけで、「遠い」と感じてしまって、行ったことがなかった。散歩がてら森ノ宮駅から歩いて、たどりついた。盤はいくつか気になるものもあったけど、無理はしないで、「ミツザワ通信 犬・冬号」のみ。村元さんの本の他、「雲遊天下」が揃っていた。
何か盤でいいのがないかと繰っていて時間が経っていたので、もう暗くなりつつあったけど、南に歩いて、東高津「一色文庫」に。想像していたよりも広い店だったけど、机と椅子が並べられていて、最初、喫茶店かと思って通り過ぎかけてしまった。荒木一郎『まわり舞台の上で』、E.L.カニグズバーグ『トークトーク カニグズバーグ講演集』、北村薫『太宰治の辞書』文庫版を。『太宰治の辞書』は出たときに買ったのだけど、文庫版にはボーナストラックが入っていて、それで。 実は「一色文庫」にたどりついたときは既に方向を完全に見失っていて、周辺をぐるぐる歩いていてたまたま見つけたのだった。店を出てからも、大通り(千日前通)に出たものの、上本町駅と鶴橋駅を勘違いし、地下鉄の駅(谷町九丁目駅)に行くつもりで正反対に向かって歩いてしまい、結局鶴橋駅に。どうしたものか、しばしコンビニのイートインコーナーで思案したのち、環状線で梅田まで戻った。
上本町や谷町は、地理的には遠くない、のだけど、北摂地域から直接行くことができないので、遠く感じてしまうのだ。上本町駅が近鉄の終着駅であることも、阪急や京阪を利用している身からして、遠さを感じる原因かもしれない。 駅から家まで自転車を走らせていると、道の真ん中で佇んでいるひとたちが。なんや、と思ったら、月がとても大きく、赤く出ていたのでした。もちろん、タブレットのカメラではうまく撮れない。そう言えば、皆既月食もあったのでした。ときどき外に出て、半分欠けたとこまでは見たけど、その後、位置を見失ってしまった。赤い縁取りの月になっていたという話なのだけど。残念。 |
2018 Kijima, Hebon-shiki