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2017年8月27日〜2017年9月2日
8月27日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2017年8月27日】
長い盆休み明け。勢いがつけられるように、休み前にいろいろ仕込んでいたのだけど、それらを月火とこなしたら、入れ替わりにあがってくると踏んでいたものが来ない。催促したら、忘れてたとか。水、木とすっかり中だるみになってしまった。その勢い(の無さ)を引きずっていた訳ではないと思うのだけど、他にも晴れないことがあって、土日も無為に過ごしてしまった。束の間涼しいこともあるものの、まだ暑くてしかたがないこともあり。 先週8月17日(木)のKBS京都「レコ室からこんにちは」で映画監督の柴田剛さんが紹介していた長野のバンド、デパートのかいじんが面白かった。カンやゴングを思わせる、荒々しくつっぱしるかんじと熱に浮かされるかんじに、ついつい耳が引きずられるかんじがあって。主要メンバーが京都に引っ越してきたそうで、バンドとしては活動休止中とのことだけど。
「正午の庭」の通販コーナーには、見慣れているような、でも最近見ていないような、そんな作品が並んでいて、検索するのが楽しかった。持っていなかったパグタスのEP『MEW E.P.』とネット通販をやり始めた頃に知ったけど、その時は既に入手困難だったウィリー・アレキサンダーのベスト盤 "WILLIE LOCO BOOM BOOM GA GA 1975-1991" も購入。ウィリー・アレキサンダーのは、中古かと思ったら新品だった。シングルなど収録しているのだけど、7インチも持ってる "Hit Her Wid De Axe" b/w "You Looked So Pretty" は盤起しで、うちにあるのよりもぷちぷちがひどかった。あかんやん、と思ったら、ちゃんと断り書きもあった。参加メンバーについてのエピソードなど、本人談のライナーノート付き。 土曜日夜、南陀楼綾繁さんが推しているRYUTistが出演する「ようこそ夢街名曲堂へ!」をradikoのエリアフリーで聞いた。モダンチョキチョキズの「THE絶望行進曲」をカバーしているひとたちとしてしか知らなかったのだけど、あ、このコーラスやストリングスのかんじは、と思ったら、婦人倶楽部の人やペンフレンドクラブの人が参加していた。ポップスということでよいような。
正直なところを言えば、「アイドル」に対する扱いかたや接しかたは受け入れられない。歌や曲がよければ、と思うけれど、そのように言うことが、エクスキューズになっているという話もあって、どうしたらええのやら。もともとミュージシャンに「接する」ことへの欲求がなく、サインをもらったり、話したりすることも敬遠気味なので、余計に、それが目的のようになっているのは受け入れがたい。ものをつくるひとに対しては、まったく対等ではなく、接する資格があるとも思えない。なにか手伝ったり、仕事をいっしょにさせてもらって、やっとなんとかというくらい。歌は聞くだけでいい。聞くだけでいい歌がいい。その他は要らないし、絡めないし、見せない。アイドルと呼ばれていないひとたちに対しても。と思っているので、もう、そっと立ち去るしかなくて。 |
8月28日(月) |
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8月29日(火) |
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8月30日(水) |
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8月31日(木) |
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9月2日(土) | 【▼ぐりぐらメモ/2017年9月2日】
こころ曇るいくつかの案件のうち、些細な二つが無くなって、ほんの少しだけ気持ちが軽くなった。ひとつは杞憂、ひとつは「それならそうとお知らせがあれば」で。後者は、念頭に置いて、どう対処するかを考えるのは、それなりに訓練にはなっていたかもしれないけれど、少し前から気を遣う必要がなくなっていた。 木曜日、yojikとwanda『Summer Gift』が届いた。期間限定で、無料配信された「ナツ三部作」(ナツ、夜は終わらない、午前5時)のリミックスとオリジナル版の3
x 2 = 6曲に、怪作「大きなかぶ」を含むリハーサル録音やライヴ録音など12曲をオマケ収録した…EPと言うべきかミニアルバムと言うべきか。配信された3曲がリリースされたこともありがたいけれど、配信の際に用意された藤井啓誌さんのイラスト3点をそれぞれシングルジャケのように歌詞を掲載してセットにしてくれているのもうれしい。印刷で欲しかったので、せめてもとグッズで付箋を買ったりしてました。流通元メタカンパニーの通販特典で、吉田悠樹さん司会による架空ラジオ番組を収録した「yojikとwandaのヨーワンRadio!」CD-Rが付いてた。音による解説(ライナーノート)になっています。スタジオライヴなども。今回、発売記念ライヴには行かなかったので、その代わりのようでもある。
木曜日の夜、「シン鷹の爪団の世界征服ラヂヲ」に海藻姉妹が出演するというので、寝床に入って、radikoのエリアフリーで聞いた。3曲、スタジオライヴで演奏もされたのだけど、3曲目の「ユーラシア超特急」の途中で記憶がなくなってた。いや、でも、3人だけの演奏で、にのにの折田さんがツイータで書かれていたように「鍵盤の音が大きくて奇天烈度が増して聞こえ」た。リズムの作りかたが特に。…と思っていたら、youtubeで映像配信もされていたそうで、しかもアーカイヴとしてあとからも見られるようになっていた。「鷹の爪団」と言えば、FROGMAN氏が声をいろいろ使い分けて何役もされているのだけど、ご本人もちゃんと映ってた。声を使い分けている様子を初めて見た。 金曜日、帰りにひさしぶりに「ムジカジャポニカ」に。どのくらいひさしぶりかと言うと、隣のビルが無くなっていることを知らなかったくらいひさしぶりだった。「ムジカ」が入っているビルも建て壊されることが決まっていて、来年には移転しなければならないそうです。出演は順に、ソープ嬢変死、数えきれない、bikkeさん。
帰りに、駅前のコンビニに寄り、フォーカスの13枚組
"HOCUS POCUS BOX" を引き取る。いや、そんなに熱烈なリスナーではないだろうと自分でも思うのだけど、夏季休暇前にたまたま見たら「考えないでもない」価格だったのが、休暇明けに見たら3000円近く上がっていて「そこまでは」と検討を中止したところ、通販サイトからの「見ただけで買ってないですよね、いいんですか」メールが来て、改めて見ると、最初に見た価格より1000円下がってた。…という訳で発注してしまったが、そういう作戦だったとも限らない。それぞれオリジナルジャケを模した紙ジャケに収められていて("HAMBURGER
CONCERTO" は見開き)、別にきちんとした解説ブックレットが添付されている。
帰宅すると、「雲遊天下」127号が届いていた。特集は酒場についての大川渉さんと南陀楼綾繁さんの対談。酒を呑まない、酒場には行かない身ですが、大川さんの文章が好きなので、楽しみです。豊田勇造さんの村八分についての話、中川五郎さんの新作『トーキング烏山神社の椎ノ木ブルース』自作解説、渡部幻さんの「カルトムービー」受容考察など、ざっと目次を見ただけだけど、きっとたまたま書店で手にとっても買ってしまうだろうなと思う文章が並んでいます。というわたくしは「情報誌」について書いています。向こうのもん、ですわ。 きょうは移動書斎(電車で本を読んだり、メモをとったり)のつもりで出かけたけど、あまり読んだり書いたりできなかった。一応の目的地は、「Calo
Bookstore & Cafe」。森村誠「THC」展が面白そうだったのと、いつも売り切れで手にすることができなかった山本佳奈子さんの冊子が入荷したとお知らせがあったのと、「牧野植物園」の「まきの手帖」の新しい号が出たということで。森村誠さんの展示は、地図を使って、ドラッグに関する「文字」を残したり、切り抜いたりした作品。穴が開いた地図というだけで、見ていて、楽しい。身近にあるよ、ということかもしれないけれど、残された文字「大」とか「麻」とかの分布や期せずして別の意味を持った並びになっていることを楽しんだ。
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2017 Kijima, Hebon-shiki