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2017年8月20日〜2017年8月26日


8月20日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2017年8月20日】
 日曜のあれこれを済ませたのち、二時の壁も途中で引き返すことができ、午後から外出。「東大阪市民美術センター」での「音楽再生の楽しみ〜はじまりは蓄音機」展に。最寄駅は近鉄「東花園」駅。ふだん縁がない路線、場所なのだけど、「東大阪市民美術センター」は花園ラグビー場の手前にあるのでした。駅からして既にラグビー推し全開でした。

 「音楽再生の楽しみ」は、大阪芸術大学博物館オーディオ資料室のコレクションから蓄音機の変遷を展示するもので、ひたすら漆黒の機械が並んでいるのだけど、機械設計上の詳細な違いはわからねど、時代が進むにつれて、試行錯誤があり、楽しむための工夫があり、ライバルメーカーとの技術競争があり、時代の波がありということがよくわかる展示になっていた。ラッパを特注したり、調度品(照明やワゴンなど)と合体させたり。円筒式のジュークボックスなんてのもあった。日本独自の帯レコードにはびっくりした。別々にだけど、プレーヤーも帯(Beltと書かれていた)も展示されていた。
 ラジオが出てきたとき、レコード業界には脅威だったが、やがてラジオでかかったものが売れるようになる。ラジオを組み込んだ蓄音機も出てくる。増幅を、ラッパとスピーカーで切り替えられるモデルがあった。当時の電気増幅のクオリティにもよるのだろうけど、「やっぱりラッパじゃないとね」という感想があったのかもしれない。ラッパと書いているけれど、これも途中からキャビネットに「内蔵」されるようになっている。昔のステレオ装置のデザインはその名残りという面もありそう。と推測ばかりだけど、いろいろ想像させる展示でした。レコード盤の紹介は少しだけ。レコードの制作から鑑賞までをまとめた短編映画が上映されていた。各場面について解説したリーフレットが配布されていた。映像はYoutubeでも見ることができる("Command Performance" 1942 RCA)。

 せっかくなので、瓢箪山まで歩いてみた。前にいちど行ってみようとして、時間がかかるので穏便に帰れそうになく諦めた「バー・ハウス」の場所を「いつか」のために確かめておくのもよいかと。「バー・ハウス」は大きな車道に面しているので、場所はわかりやすい。「東花園」からだとわたしの足で20分。「瓢箪山駅」からもそこそこある。しかし、なんやかんやで家まで二時間弱はかかるかなぁ、やはり。交通機関が直でつながっていないので、大阪市内を経由せざるを得なくて。

8月21日(月)
[一回休み]
8月22日(火)
[一回休み]
8月23日(水)
[一回休み]
8月24日(木)
[一回休み]
8月25日(金)
[一回休み]
8月26日(土)
[一回休み]

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