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2017年6月25日〜2017年7月1日


6月25日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2017年6月25日】
 給料日は25日だが、24日、25日と休みなので、金曜日の23日に振り込まれていることを期待したが、それはなかった。25日が休みなら、26日でも遅くはなかろうということなのだろうけど、新聞代の集金はきっちり来るのであった。そないに「かつかつ」「ぎりぎり」ではないので、きょうは持ち合わせが…ということはないのだけど、それでも月の支出は月の収入の内でまかなわないと、(自分が自分にだが)借金しているようなかんじになって、自制心が働く。フリーのときも増減はあるけれど、入ってくる時期は一定だったので、そのあたりはあまり変わらなかった。一ヶ月ごとの区切りがあって、余ったら残す、という。

 レコードや本についてはかなり放蕩三昧なのだが、感覚的にではあるけれど、自制はしている。続けて出かけるのはやめておこう、とか、買いすぎている気がするというようなことで、やはり給料日前はおとなしくなる。きのう、きょうもそんな訳で、おとなしくしてしまった、結果的に。気になるものはあったのだけど、見ようと思っていた映画が終わっていたり、いろいろ調べてみると期待していたほどではなさそうだったり、無理しないと間に合わなかったり、で、自分で行く気を殺いで。朝から降っていた雨は、夕方止んだので、ひさしぶりに市の図書館2に行ってみたが、閉館時刻になって出るとまた雨が降っていた。折りたたみ傘は持ってはいたが、午前中に買い物のために濡らした傘を持って出るべきだったか。図書館近くのドトールで雨宿りしながら、ポチポチ。「横尾忠則現代美術館」の横尾さん愛聴盤展示に影響されて、フリーを定額制配信で聞きながら。持ってない "HEARTBREAKER" と中学生のときに買って以来聞き倒している "FIRE AND WATER" と追悼盤として出たベスト盤しか聞いたことがなかったポール・コゾフの "BACK STREET CRAWLER" を。

 「ああいえばこういう」ための情報が容易に手に入る状況で、まるで都心に新しい地下鉄の路線を通すかのように無謬の主張をするのは疲れる。とりあえずは憎悪や怨嗟に由来するものに抵抗している、とのみ。

6月26日(月)
[一回休み]
6月27日(火)
[一回休み]
6月28日(水)
[一回休み]
6月29日(木)
[一回休み]
6月30日(金)
[一回休み]
7月1日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2017年7月1日】
 シロウトが大役を任され(たと思い込み)、にわか仕込みのためにわかりやすいガイドに飛びついて、ベテランの明文化されていない知恵や忠告を軽んじて、矛盾のある理屈を展開する、という場面が続いていて、荒む。政治主導は選挙によって判定できるからよいとしながら、判定のマナーの正しさを、時の政府の言い分に求める、とか。気に入らない連中をやっつけたいから理屈を仕入れているだけのように見えるけれど、そういうのが好きなひとはいるのだろう。わざわざやってきて言うのになると、露出癖としか思えない。

 というような荒んだ状況で、ダニー・マケヴォイ氏と娘さん(なのかどうか正確なところはわからない)のカバー動画をひさしぶりにだらだらと見たり。ジャスミンちゃんは小さな頃はピンク・フロイド "Bike"、キース・ウエスト "Except from A Teenage Opera"、スキャフォルド "Thank U Very Much"、ビートルズ "Flying" や "Revolution No.9" といった曲に付き合わされていたけれど、このところは「仕事」を選んでいるようで、ガールポップが多くて、少し残念に思っていたのだけど、エステル "American Boy" をやっているのに遭遇。ひさしぶりに和んだ。ソウルやリズムアンドブルーズにはあまり積極的でなく疎いのだけど、エステル "American Boy"、ビル・ウィザーズ "Lovely Day"、ドニー・ハザウェイ&ロバート・フラック "Where Is The Love?" といったどうしても耳に残ってしまう曲がたまにある。これらに共通したものがあるのだろうか。ジャンルとか。

 午後から出かけるも、出がけに思いがけない(というかすっかり忘れていた)出費があり、出遅れ、諦めて都心には寄らないことに。このところ、まったく都心に寄れていない。あれこれ買い逃し、気力も失っている。思わぬ出費に意気消沈したこともあり、梅田に着いてからも長い距離を歩いたのだけど、これが良くなかった。蒸し暑い中をだらだらと。おまけに、初めて行ってみた古本屋の品揃えがあまりにも良くて、40分あれば見渡せるだろうという目算が甘かったことを思い知る。見切れていないので、詳しくは書かない(せこい)。時間が迫ってきたので、レインコーツ "MOVING" の綺麗な盤があったので、それだけ手にしてレジへ。持っているのだけど、ボロボロになってしまっているので、つい。

 「音凪」でのpocopenさん、田中亜矢さんのライヴに。最初に田中亜矢さん。このところずっと図書館は聞いているものの、ソロは聞いていなかったのだけど、凪の語がしっくりくる声と穏やかだけど動きがあるメロディをひさしぶりに聞いて、思い起こしたり、はっとしたり。いまの弾き語りになるきっかけのひとつになったらしいドノヴァンの "Happiness Runs" や "Voyage of the Moon" を聞かせてくれました。pocopenさんは、音の余韻を短くしつつ、メロディに沿ったきらっとした音を時折忍ばせるギターでソロの曲を中心に。ソロの曲も既にレコードからはずいぶん変わっているものもあり。歌も語りモードと言うべきか、ぱんっと放っても、そこに言葉がとどまり続けているようなかんじがした。最近はsakanaでもやってないという「雨音」や新しい曲も聞かせてもらえた。

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2017 Kijima, Hebon-shiki