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2017年5月21日〜2017年5月27日


5月21日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2017年5月21日】
 金曜日。帰りに、駅のWi-Fiを使って、ラジオ関西「夜のピンチヒッター」を聞く。「歌なき世界」と題したインストゥルメンタル曲のみの2時間35分。20分ほど経過したくらいから聞き出す。点けたらリクエストすることも考えたビリー・ジョー&ザ・チェックメイツ "Percolator" が流れていた。リクエストを出したこともあり、つい、そのまま本を読んだり、あれこれ整理したりしながら駅の休憩コーナーで最後まで聞いてしまった。
 リクエストは終盤にかけてもらいました。ハーブ・アルバート&ティファナ・ブラスの "So What's New" を聞きながら、「ワンサくんのテーマはこの曲に触発されているのでは」と思っていたら、次に。マシューズ・サザン・コンフォート "Later That Same Year"。好きな曲で、比較的知られてなさそうで、でも耳にしたらええなと思ってもらえるのではないか、と。新津章夫「オレンジ・パラドックス」がよかったので、帰ってから、通販サイトで注文した。再発から既に14年経っている。届くかどうか。

 土曜日。いろいろやらなあかんことがあったことで、つい、タイムトライアルに挑戦してみたくなり、用事の合間を縫って、万博記念公園にビバ☆シェリーを聞きに。思っていたよりも早く着くことができたので、今後に期待。縁がないので書くのはどうかと思いますが、ロハスのイベントが行われていて、そのプログラムのひとつとして。「FM OH!」(FM大阪。4月から改名したのだそう)の番組「hug+(ハグタス)」の公開録音。『OBENTO MUSIC』で再会したものの、タイミングが合わなくて、ナマ演奏に接する機会がなかったので、これ幸いにと向かったのだけど、ロハスなひとの多いこと。びっくりしてしまった。しかし。シンセサイザーとドラムがばりばりとうねり響く、暗闇を抜けていくよなビバ☆シェリーの演奏は昼間の野外とはとても思えないかんじで、面白かった。「みんぱく」には寄らず、太陽の塔の背中を眺めてから、引きあげた。

 いったん戻って、用事を済ませてから、再び外出。「雲州堂」に長野友美さんを聞きに。行けるかどうかわからなかったので、予約もしていなかったのだけど、数日前に長野さんが、レコーディングの様子を漫画にした冊子を作ったと告知されていて、それは読みたい、と。もちろん、歌を聞きたい気持ちがいちばんだけど。今回は船戸博史さんと栗本英明さんが参加。あまり打ち合わせもされていないということだったけど、そうしたことも、世界に入り込むかんじと肩の力が抜けるかんじの緩急ある演奏にプラスに作用していたように思います。歌がしっかりしているからこその自由があって。充実した時間でした。配布された『時のたてがみをつかんで』レコーディング裏話漫画も面白かった。絵を描かれるということは聞いていたけれど、漫画もしっかりと漫画で。多才。京都と大阪の両日来場ということで、またCD-Rをいただいてしまった。感謝。京都のときにいただいたCD-Rに収録されていた「海の中の海」が1曲目でした。この曲もとてもよいので、いつかまたきちんとした形で発表されることを期待しています。たくさんのひとが耳にできるように。

 きょうは昼の買い物などしたあとで出られるようにしていたのにもかかわらず、起き上がれませんでした。遠くには行けなくても、映画を見るなり、絵を見るなり、古本市を覗くなりできたものを。

5月22日(月)
[一回休み]
5月23日(火)
[一回休み]
5月24日(水) 【▼ぐりぐらメモ/2017年5月24日】
 老眼鏡を自宅に忘れて出勤してしまった。このところ、頻繁にかけ直すようになっていて、いつかやるのではないかと思ってはいたのだけれど。暑い日も増えてきて、上着が要らなくなるのはよいのだけど、眼鏡を上着のポケットに入れて歩いているので、どうしたものか。ポケットが目的ではないので、ポケットぶらさげてるだけのようなメッシュベストは論外。本日の作業は、前半が終了したものの発送や連絡、後半が長期課題の検討で、近くを見たり遠くを見たりと切り替える必要がなかったのでしのぐことができたけど、なんだか集中力が低下していたような気がしなくもない。帰りは雨。

 きのうは、仕事を終えてから、堺筋本町「HOPKEN」に。去年12月4日(日)に予定されていながら、加納さんの怪我で延期になっていた井上智恵トリオとCHUCK SUE(チャックスー)のライヴ。いつぶりか思い出せないくらいひさしぶりの井上智恵トリオ、稲田さんはエレキベースだし、井上さんのキーボードは凶暴な音が増えているし、加納 "サワディ" さんのドラムは懐広くどしんと構えるかんじでした。20番代の曲は初めて聞いた、かな。これまでの曲もアレンジを変えていた。流れるよりも、切り込んでいくかんじに。
 CHUCK SUEはほんとうはトリオだそうだけど、この日はギターとドラムのデュオ。モダン・ラヴァーズを思わせる押しが強くないギターロック。ひとつひとつのフレーズはいいし、声や歌もわるくなかったけれど、押しが強くないことが作用してか、曲がまとまったものとして入ってこなかった。二回目以降だと入ってくるだろうか。
 終わってから、聞きに来ていたお客さんのひとりに声をかけられた。十年近く前に派遣社員として同じ部署に居たひと。名前を聞いて、うっすらと心当たりがあるくらいで、同じ部署ではあるけれど、仕事場は別で、たぶん仕事でもほとんどからむことがなかった。顔も覚えていなかった。よぉ覚えてはったなぁ。そんなだから、音楽が好きという話をしたことも聞いたこともなかった。場所は離れていたけど、当時はいまよりもセキュリティやコンプライアンスがゆるかったので、そういう話もできたかもしれないので、少し残念。

 セキュリティやコンプライアンスと言えば、国会で、文部科学省が違法かどうかはともかく真摯でない運営を行っていたことを示すエビデンス(わざと使ってます)の調査について、文科省だか政府だか内閣だかを擁護したいひとたちから「個人のパソコンまで調査しろと言うのか」という非難が出ているようだけど、そういうひとたちがしばしば口にする「民間では」という声が出ないのが不思議。うちみたいな中小企業ですら、業務で使っているパソコンは監視対象なのに。業務用か個人用かという話も出ているけれど、個人のパソコンは業務に使うことが禁じられている。役所のセキュリティやコンプライアンスはそんなに緩いのか、という不信感は持たないのか。

 きのうは演奏が20時始まりだったので、時間の余裕があり、「HOPKEN」に行く前に、「紀伊國屋書店」本町店に寄った。この店のことは知らなかったのだ。知らずに、「堺筋には大きな書店がない」なんて言うてました。すんません。堺筋を南北に上下することが多くなっているのだけど、ある程度の品揃えが期待できる大きな書店がないので、行きがけにピックアップすることができないのが難点と思っていたのだ。ビジネス街なので、ビジネスニーズに対応してはいるけれど、広さはさすがに。お詫びに(?)田中啓文『ストーミー・ガール サキソフォンに棲む狐II』(光文社文庫)を。書くのを忘れていたけど、連休中に書店で見かけて知ったものの、「I」が見当たらなかったので手を出せずにいた小説。「I」の『ウインディ・ガール』を先週の土曜日にようやく手に入れて、月曜日の行き帰りで読んでしまったところだった。で、きのうのきょうで、また行き帰りで読み終えてしまった。ふだん小説をあまり読まず、通勤読書も一週間に一冊もしくは二冊が限度なので、読み終えるのが早いと自分でも驚く。
 『ウインディ・ガール』『ストーミー・ガール』の二冊から成る「サキソフォンに棲む狐」は、アルトサックスを演奏する高校生の女の子が主人公。父親の死の謎ときを通奏低音に、吹奏楽部からドロップアウトしてジャズを演奏するようになる過程を、そのときどきでぶちあたる壁をミステリアスな事件と絡めつつ、描いている。短い期間に、いろんなタイプの音楽やジャズ、それぞれを演奏する人間に出会い、成長していく様子は、監修の樋野展子さんが解説で書かれているように「ファンタジーな状況」ではあるけれど、ミステリとしての「短い期間」を外して、音楽の話として読むこともできる。いろんな音楽や人を経験させたかったんやろなぁ。

 帰りに、自宅最寄駅前のコンビニで、通販到着物を受け取り。アルバム1枚ずつに焦点を当てた「33 1/3」シリーズの121冊目で、ヤング・マーブル・ジャイアンツ "COLOSSAL YOUTH" を取り上げたマイケル・ブレアとジョー・ブッシェーロ "COLOSSAL YOUTH"。

5月25日(木)
[一回休み]
5月26日(金)
[一回休み]
5月27日(土)
[一回休み]

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2017 Kijima, Hebon-shiki