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2017年4月23日〜2017年4月29日
4月23日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2017年4月23日】
繁忙期がようやく過ぎて、定刻以降の予定は立てやすいはずなのだけど、それを見越して通院の予約を入れたりしていて、何もなかったら行ったのに、と悔やまれるライヴも。行くつもりだった村元武さんのトークショーは、片づけを始めていたところにかかってきた電話で捜し物をしなければならなくなり、間に合わず断念した。結局、その捜し物はどうやら「最初から存在していなかった」のだが、3年前の話で、その経緯を調べるだけでもそこそこ時間がかかってしまった。 いつ来るかわからないけど来たらすぐに対応という案件が続くので繁忙期には中断を恐れて手を付けないでいた長期課題にようやく取りかかったことで、時間の調整はつくのに心が晴れないということもある。長期課題は、いろいろ思案しなくてはならないので、切り替えが難しく、勤務時間以外もどこかずっとどうしたもんだかと考えてしまっているので。いまだと休みがとれない訳ではないけれど、心が晴れないので、休んでもしかたがないと思ってしまうのだ。 世を忍ぶ仮の定額制配信または通勤音楽。今週は、プレミアタ・フォルネリア・マルコーニ、PFMの聞いていなかったものをいくつか。聞いていなかったBBC放送用録音を集めた
"PAPER CHARMS: THE COMPLETE BBC RECORDINGS 1974-1976" が何かの拍子に出てきたので。
金曜日。自宅最寄駅近くの駐輪場から細い道を通って広い道に出るところで少し段差があって降りる形になるのだけど、降りようとしたところで、右手から無灯火の自転車が来ていることに気付いて、あ、と思って急ブレーキをかけた…ら、勢い余って前のめりにひっくり返ってしまった。ハンドルは握ったままだけど途中で飛び降りたので、倒れた自転車に覆い被さるかんじになった。左手と左膝で衝いて、なんとかふんばったけど、膝は少し擦り剥き、自転車のカゴはひしゃげてしまった。
土曜日。「レコード屋の日」ということで、心斎橋周辺の行ったことのない店を中心にレコード店を回ってみることにした。「レコード屋の日」というのは、ごくごく一部の店で、ごくごく少部数のイベント用アイテム(アナログ盤)が販売されるといベルナルド・ランゼッティうもので、正直なところ、題目どおりのものになっているとは思えない。レコード市のような形にして、イベント用アイテムは運営側が販売し、イベント運営費に回す見本市スタイルのほうがいいと思うけど、「レコード屋に行く」という趣旨に沿わないか。
きょうは、遠出するつもりにしていたのだけど、きのうの予定外の出費が痛かったのと、考えていた場所が思ったよりも移動手段的に「遠く」、帰りが遅くなることが予想されたため、断念した。代わりに、通勤路沿いなので遠出というほどではない茨木市の中央図書館に併設されている「富士正晴記念館」に。中央図書館には何度か行ったことがあるけれど、「富士正晴記念館」には入ったことがなかった。記念館が発行している資料整理報告の最新号が、富士さんが毎日放送の朗読番組のために書いた物語をまとめたもので、表紙と挿絵をうらたじゅんさんが担当されたことから、その原画が展示されているということで。 記念館は、茨木市にあった氏の住居の書斎を再現と生涯と関わりのあったひとたち、出来事をまとめた展示スペース一室から成っている。展示スペース手前の陳列ケースが企画展の展示になっていて、現在は、『おばあさんのアルバム』の展示と、「同人誌大好き!」と題された、どちらかというと、富士正晴さんと交流があった川崎彰彦さんの同人誌活動を紹介した展示。わたしは無粋で詩は解さないので、川崎さんのことはほとんど知らないのだけど、安治川隧道について書かれているという「安治川の三丁目渡船場」(1985年)、70年万博についてのレポート「鉄砲および鉄砲水」(1970年)、川崎さんが大阪に住むにあたって勇気づけられたという小野十三郎『大阪』は読んでみたい。
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4月24日(月) |
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4月26日(水) |
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4月27日(木) |
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4月28日(金) |
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4月29日(土) | 【▼ぐりぐらメモ/2017年4月29日】
小さなヤマが前半にあったものの、後半は急ぎの仕事なく、投げかけに対する担当部署は動かざること山の如し。ぼちぼちと連休明けの仕込みをして、終了。というような一週間だったけど、夜は起きていられないことが続いていて、損した気分。23時から翌1時までの間がもっとも寝ている確率が高い、という。 火曜日のNHK-BS『名盤ドキュメント』「太田裕美『心が風邪をひいた日』木綿のハンカチーフ誕生の秘密」は見ることができた。太田裕美という素材を前に独自のものを作ろうとして、作詞者、作曲者、編曲者、ディレクターが実験を積み重ねた記録。「木綿のハンカチーフ」については、詞先、それに応えた変則的な楽曲、長い曲を持たせるためのアレンジ、さらにシングル化にあたってのさらなる工夫と制作現場の挑戦を描いていて、楽しかった。他の曲についても、コンセプト作り、歌を引き立てるための工夫、歌手としてのかかわりなど盛りだくさんで、自作自演型でない作品の制作にていねいに迫ったものになっていました。 7.e.pレーベル15周年記念777円均一セールで頼んだビル・ウェルズ
"AUTUMN DREAMS"、"BILL WELLS PRESENTS LORNA GILFEDDER"、レイク(米)"GIVING
& RECEIVING"、"LET'S BUILD A ROOF/THE PLACES WE WILL GO" の4枚も届いた。yumboの京都公演の際、幕間BGMでかかっていて気になったものがあり、ツイターで呟いたところ、7.e.pの方から返事をもらい、レイクの新作
"FOREVER OR EVER" とビル・ウェルズの "BILL WELLS PRESENTS LORNA GILFEDDER"
であることがわかった。ビル・ウェルズ作品はどれもよいのでいつも気になってはいるのだけど、収録曲を耳にするということが少なく、ためらいがち。レイクは、同名の日本のバンドが好きなので、自分の中で面倒になることを避けようとしていたのか積極的に聞こうとすることがなかった。
金曜日、仕事を終えてから、定刻退社(今回もいちばん最初に出ることはできなかった。何人に抜かされたか)して、京都・元田中へ。なのだけど、時計代わりにもしている携帯電話を忘れて出てしまい、困った。元田中までは通勤路にまったく被らないふだん利用していないルートで、時間も開演に間に合うかどうかというぎりぎりのところなので、乗り換えを間違えられなくて。おかげで、車内アナウンスに神経を尖らせ、何度かあった乗り換え選択の度に迷わされることに。乗り換えたほうが早いのではないか、このまま乗っていて大丈夫なのか等々。ネット依存はないけれど、乗換案内依存は認めざるを得ない。 元田中「ザンパノ」での山本精一さんと佐藤幸雄さんのライヴ。何度かライヴを見に来たことがあり、この場所で佐藤さんの歌を聞いてみたいという気持ちがありました。山本さんはギターを含め、流さず、流れを作らず、断ち切るような演奏と歌で、いま歌われた歌がすぐに過去になってしまうような感覚になった。置き去りにしていく、ような。続けて聞くと、対比してしまうのだけど、佐藤さんは、歌をできるだけここにとどめておいて、見極めるようなかんじがあった。聞き手を待つ感覚というか、そのために散らばっていくものをたぐり寄せるような。
きょうはどうしようかと迷ったのだけど、昨日の演奏の余韻が消えていないこともあり、おとなしく家の用事をあれこれ。外に出るつもりではいたけれど、結局、買い物以外には出なかった。『名前はまだない』を聞き始めるも、2、3回聞いてしまったりして…思っていたよりも進まない。12枚分聞いたところで、一旦置くことに。ライヴで聞くことができた歌のタイトルがわかるのがありがたい。 |
2017 Kijima, Hebon-shiki