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2017年1月1日〜2017年1月7日


1月1日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2017年1月1日】
 30日と1日は弟一家と。姪は元気だ。大掃除で、段ボール箱を大量に処分したのだが、そのことに気付いて、「なんで捨てたのか」と責められた。遊びの材料になるくらいは残しておいたつもりなのだが、選択肢が少なくなったということなのだろうか。口の中を覗きこまれて穴が開いていることを発見される。自覚してます。そろそろ歯科に行かなくてはと大掃除で出てきた診察券をキープしておいたところだ。という訳で、へいへとになってしまい、姪が帰ると、そのまま2時間くらい寝てしまうのが常なのだけど、「疲れたやろ。なんや疲れたわ」と言い残して寝室にひきあげるのはやめてください、ははうえさま。

 31日は片付けの続き。夜は、せっかくだから記録しておくと、知人のラボ・リボルバー、ソニック・ケトル、ラ・ムーのベーシスト、松澤知幸さんがNHK「紅白歌合戦」に出演するというので、見るとはなしにしばらく合わせていた。出演は、三山ひろしさんの「四万十川 けん玉大使編」で、けん玉ユニット、ず〜まだんけと共に、けん玉HERO'Sのひとりとして踊ってました。ちゃんと映ってた。

 その後、老母がまた選りにも選って、芸能人の一喜一憂を絶叫実況するのがメインのクイズ番組に回して、なおかつ「なんやおもろない」と言うので、おもろないのはいつものことやないかいと思いながらフテ寝を決め込むと、寝室にひきあげていった。ので、何年か前にも同じプログラムがあったような気がするけど、映画『ホビット』を見てました。ホセ・ゴンザレスのコンサートに行ったとき、「ビルボードライブ」のことを同行の友人が「ビルボ」と呼ぶのが若いなーと面白く思ったのは、ビルボと言えば、ビルボ・バギンズだから。ついでに言えば、LotRと言えば「指輪物語」と言ってしまって通じなかったことも。

1月2日(月)
[一回休み]
1月3日(火)
[一回休み]
1月4日(水)
[一回休み]
1月5日(木)
[一回休み]
1月6日(金)
[一回休み]
1月7日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2017年1月7日】
 12月31日には石坂敬一さんの訃報もあった。レコード会社の経営者として一線で活動を続けたひとだけど、わたしにとっては、聞き始めの70年代半ば、東芝EMIのディレクターとして、ビートルズやピンク・フロイドを担当されていた時期の印象が強い。「上級ロック」の上級生らしさを日本において醸し出した「よく考えるとよくわからない」文学的な邦題は石坂さんたちによる「原子心母」を嚆矢とするという話を読んだことがある。しかつめらしさの演出は、それ以前の「ニューロック」でも行われていたように思うけど、「よくわからない」かんじは東芝EMI制作陣に独特のものだった気がする。
 ディレクターがどれくらいかかわっているのかわからないけれど、その時期の東芝EMIが制作していた販促パンフレット類はとてもありがたかった。読み物、年表、ディスコグラフィが充実していて、そこから興味をあちこちに広げることができるように工夫されていた。自社商品への誘導と言ってしまえばそうなのだが、中学生になって改めて本格的に(本人比)ビートルズを聞くようになって、いちばん面白いと思った時期の作品から、ピンク・フロイドなど、同じ時期のバンドへ興味をつないでくれたことには感謝している。

 年賀状は、思い付いた絵柄がうまく作れなかったりして、2日の夜になって図柄を決めて印刷、3日に宛名書きをして、4日の朝に投函。例年、仕事が始まってから、仕事終わりに喫茶店で宛名書きをしていることを思うと、少し…は、かな(よお言いません)。今回は、宛先をGoogleマップで検索して、場所を思いながら書くということもやった。そのようにして、行ってみたくなった未踏破道もいくつか。

 4日は午後から京都に。12月に出て、年内に買えなかったものの買い出しツアー。まだまだ観光客多く、河原町通のタクシー乗り場には長蛇の列、バスは遅れ気味の上にすし詰め状態。バスで北白川「錦林車庫前」まで。
 「ホホホ座」で、ゆうき(YTAMO + OORUTAICHI)『あたえられたもの』とGUIRO『ABBAU』購入。ゆうき『あたえられたもの』のおまけとして、おふたりが選曲したオムニバスCD-R『Teenage Blues』をもらった。GUIROのシングルは、7吋盤も出ているらしいけど、置いてなくて、迷わずCDを。

 「ホホホ座」からいつも歩かない路地を通って、銀閣寺道の交差点へ。いつも寄るパン屋さんは閉まっていた。残念。そこから、また歩いたことがなかった露地(神楽岡道)を伝って、南へ。吉田山の裏手(いやどっちが表かという話になるけれど)にあたり、段差が面白い。地図を持って出るのを忘れたのだけど、岡崎通、神楽坂通と西に傾きつつ、聖護院を抜け、春日上通に出て、西へ進んだら、京大病院のところに出た。まっすぐ行くと京阪の丸太町駅。という訳で、「誠光社」に。高橋マキさんの『珈琲のはなし』を買いに、だったけど、売り切れていた。かえる目『切符』を購入。『珈琲のはなし』は、近くの「かもがわカフェ」にあるかもと教えられて行ってみたけど、そこでも売り切れ。お店もよいかんじだったので、時間があるときにまた来よう。
 歩いて、三条まで。もう暗くなっていたので、あちこち寄らず、「JETSET」で、本康秀さん主宰の雷音レコードから発売されたミックスナッツハウスの7吋「三温糖」b/w「ダンスフロア」を。古い漫画を模したジャケットが楽しい。ミックスナッツハウスは、リトルハヤタの林さんのバンドだけど、デビューシングルにピンと来ず、そのままになっていた。

 5日、仕事始め。翌日にかけて、粛々とと言うべきか、次から次へとと言うべきか。合間にできたらというか、合間にでもやらんとなぁと思っていた作業も、幸か不幸か来るべきものが来なかったのでなんとかできた。
 29日は、間借りしている事業場が閉まるので休んだのだけど、12月後半の残業が多かったので、会社のために、残業時間を休日に振り替える申請が認められなかった。これまでそれで3回休みをとっているのだけど。有給休暇で申請し直すことに。「前提を覆すような規定をあとから都合で設定して、ヘンなことになっている」がまた。
 年末の大掃除のときに、歯をくいしばったはずみで、左上の奥歯がぐきっとなって欠けたら、空洞ができていた。少し前からひっかかることが多くなったので、やばいなぁとは思っていたのだけど、ぽっかりやられていたとは。しかし、そのときには既に病院は休みに入っていた。老母も掃除中にひっくり返ったのだけど、静養するしかなかった。年末の大掃除は、その意味では考えもんやなぁ。ムリはしないほうがいい。で、まだ開いてる時刻だったので、仕事帰りに仕事場最寄の歯科に駆け込んだのだけど、いっぱいですぐには診てもらえず。この日は予約だけ。
 新刊を求めて、通勤途中の書店に寄るも見当たらず。あれば地元の店で買いたいとは思っているのだけど。

 きょうはそういう訳で、休みなのに仕事場の近くまで行くはめに。ううむ。用事が終わってから、北堀江の大阪市立中央図書館にひさしぶりに。思い立って、ウェブで蔵書検索をしたら、確認したいと思っていた雑誌があることがわかったので。ここでは以前「プレイガイドジャーナル」の古い号を出してもらって、メモをとったことがあるのだけど、今回は「エルマガジン」の2002年3月号(通巻301号)。前後合わせて3冊を出してもらった。
 確かめたかったのは、2002年2月24日(日)の「拾得」の出演者。当時、ライヴハウスのスケジュール欄を見て、「スキスキスイッチ」とあることに目を疑って。で、確かめたら、それは「スキマスイッチ」の打ち間違えだったのでした。表紙は高橋マリ子嬢。所蔵されてたものは、本文記事の写真が切り取られていた。その表紙に覚えはあったけど、買わなかったんやな。あとになって、すきすきスウィッチの話題が出るたびにその話をしていたのだけど、だんだん見間違えだったかもしれないという思いもしてきて、機会があれば確かめたいと思っていた(「エルマガジン」休刊パーティの際、壁一面にバックナンバーが置かれていたのだけど、迂闊にも時期を記憶していかなかったため見つけられなかった)。果たして、そこには「てるてる/ママスタジヲ/スキスキスイッチ/ハラショー」と記載が。空目ではなかった!

 中央図書館からは一本道で「アオツキ書房」に。年内に買えなかったものの買い出しツアーの続きで、上野茂都『上野茂都の別天地』、池間由布子『明るい窓』を。それと中古で、ふらむきりん『ほんにゃらけそめ』。「○か×」にも寄ったけど、あるのではないかと予想していたアストル・ピアソラの『モダン・タンゴの20年』は、あるにはあったけど、当時発売されたジャケ違いの日本盤で、それ相応の値段だったのでの見送りました。

 梅田に戻って、ひさしぶりに「グランフロント大阪」に。この冬のバーゲンのキャラクターを谷口蘭さんが務めているということもあり。ここの「OSAMPO BARGAIN」のCMはいつも「ピクニック」のアレンジが面白いので耳に止まるのだけど、今回はいまひとつやなと思っていたら、出演していたのが谷口さんだった。CMでは、カップルのように見えて実は姉弟だったというオチのほがらかVer.の谷口さん。ポスターでは、明るい表情だけど戦闘状態Ver.。大きな垂幕もあり、ついウキウキしてしまった。アホや。で、目的は「紀伊國屋書店」。「ユリイカ」2017年2月臨時増刊「総特集 矢野顕子 ピアノが愛した女 矢野顕子の40年」と野中モモ『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルトスター』(ちくま新書)を。
 続いて、「HMV」にも寄ってみたけど、探しものは見当たらず。このあと、「タワレコNU茶屋町店」にも寄ったがやはり見当たらず。積み残しに。

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2017 Kijima, Hebon-shiki