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2016年8月28日〜2016年9月3日


8月28日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2016年8月28日】
 15時くらいの予報だったのが、朝から雨。昼前にはあがったけれど、不安定を思わせる雲の下で、うだうだしていたのだけど、なんとか気持ちを立て直して、「伊丹市立美術館」へ「岡崎京子展 戦場のガールズライフ」を見に。東京で開催されていたとき、巡回はないだろうと考えて、一般販売されていた図録を買ってしまったので、展示の様子はわかっていたのだけど、原稿を中心に、台詞を置くところに少し胸が詰まる思いがした。テーマ別になっているのはともかく、出版物別に並んでいることことには少し混乱させられたけど、モチーフの変遷がありつつ、通底していた部分もあるということを示すためということにしておく。本にまとめるときの編集意図を踏まえたものということなのだろう。掲載誌やチラシなどの実物は岡崎さんの作品のところだけでなく、他の部分も合わせて見たかった。外と接することで、風景をとらえる目を研ぎ澄ませていったひとだと思うから。
 展示の入り口がある2階にあがった途端、XTCの "Generals and Majors" が流れてきて、おっと思ったけど、それはビデオコーナーで流されていた番組の中で、岡崎さんがDJとしてかけている場面だった。音楽とは切り離せないひとだけど、展示そのものにBGMがなかったのは潔かった。

 土曜日は祖父の33回忌を、祖母の分も合わせて。何か月も前から日にちを決めて準備していた、というか、予定を入れるなよとずっと釘をさされていた。嫁としての最後の仕事と位置付けていたのかもしれない。気が抜けなければよいけれど。いや、気を張るように、わたしがふらふらしてる訳ではないですが。

 火曜日、仕事帰りに、コンビニへ、通販で取り寄せたものを引き取りに。タートルズ "THE COMPLETE ORIGINAL ALBUM COLLECTION"、オリジナルアルバム6枚をまとめたもの。最初の3枚はモノ/ステレオ、残りの3枚は追加曲入りで、シングルのみの曲は別にシングル集が出ているからか未収録。タートルズはベスト盤しか聞いていないので、楽しみです。一枚一枚包装されているので、バラ売りもあるんやろなと思ったのだけど、一枚一枚には解説が付いてない。箱に付いてるブックレットは、文字がでかい。高齢者向けか…ありがたいけど。とほほ。

8月29日(月)
[一回休み]
8月30日(火)
[一回休み]
8月31日(水)
[一回休み]
9月1日(木)
[一回休み]
9月2日(金)
[一回休み]
9月3日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2016年9月3日】
 西宮市「大谷記念美術館」での「ボローニャ国際絵本原画展」へ。今年は夙川の西側を歩いてみることにした。JR線と交差するところは階段で降りていって、くぐるようになっているのだけど、通り過ぎて振り返ったときに「この景色はもしかして」と思い当たるものがあり、写真に撮った。帰ってから、確かめたら、そうだった。図書館「最終電車」の映像に出てくる。阪急電車が登場するこの作品では、甲陽線でもロケが行われていて、それを確かめるために歩いてみたけど、この場所は見つけることができなかった。まさか阪急ではなくJRだったとは。

 「ボローニャ国際絵本原画展」。受付で運筆を借りて、気になった作家・作品をメモしながら。ルカ・ジ・バチスタ、稻葉朋子、ミラ・ジシ、ビオレタ・ロピス、ページ・チュウ、ソル・ウンドゥラーガなどなど。残念ながら、どれも会場に本は出てなかったけれど。ソル・ウンドゥラーガの南アメリカ地図のブラジル編には、カエターノ・ヴェローゾの姿もあった。

 夙川駅に戻って、甲陽線に乗り、「甲陽園」駅へ。朝、ツイッターで、甲陽園本庄町に「カフェーパウリスタ」の支店が入っていた大正期の建物があり、解体にあたって、1日だけ公開されるという話を聞いて。ちょうどブラジル移民を描いた北杜夫『輝ける碧き空の下で』を読み始めたところということもあり。たくさん見に来られていて、ゆっくりはできなかったけど、豊中市にもあったという支店跡の建物の映像やロンドリーナのコーヒー農園の様子を説明したパネル展示もあり、大原治雄さんともつながる。「カフェーパウリスタ」はもともと移民事業との関連でできた店で、創業者の水野龍氏は、移民請負会社の社長で、最初の移民団の団長でもあった。

 帰りに梅田に寄り、ひさしぶりにマルビルの店に。8月いっぱいでクーポンを含むお知らせメールが終了したけれど、その前から、クーポンの条件があがっていたし、行ってもめあてのものが見当たらないことが多くなっていて、足が遠のいていた。佐渡在住の覆面ユニット、婦人倶楽部の『フジンカラー』が置いてあった。ネットで試聴して面白いと思ったけど、佐渡から通販でとると、「婦人倶楽部」名義で郵便物が届くんよなぁ、それはどうなんだかと躊躇してました…。きのうは財布もさびしかったので、いちどは見送って、マルビルの外まで出たのだけど、思い直して引き返し、購入。Special Thanks欄にいぬんこさんとチャンキー松本さんの名を見つけた。

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2016 Kijima, Hebon-shiki