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2016年7月24日〜2016年7月30日


7月24日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2016年7月24日】
 ほのめかしがヘタだなとつくづく思い知らされた週だった、と昨日書くつもりで忘れていた。事を荒立てずに、できれば自分で気付いてもらいたいという気持ちから、つい、ほのめかしたり、ヒントを出したりしてしまうのだけど、気付いてもらえず、わかってないことがわかる問い返しをされて、改めてストレートに指摘せざるを得なくなり、恥の上塗りをさせてしまうことが多くて。恥しいとも思っていないかもしれないけれど。先週は、そんな案件が続いてしまって、帰りに遠回りして、入ったことのないコンビニ2階のイートインコーナーでもやもやが収まるのを待つというようなこともあった。

 ポイントがズレているので、返事のしようがないということもある。返事のしようがないので、返事しないで、返事しないことで、返事しようがないのだなと気付いてもらいたいと思うけれど、これもポイントがズレていることに自覚がないので、気付いてもらうというのが無理な話なのであった。これまた結局は、「返事のしようがない」「話の前提がおかしい」ということを改めて指摘するハメになって、消耗だけが残る。

 きょうは、早めに用事を片付けて、なんとか間に合う時刻に出ることができた。「芦屋市立美術博物館」での「〜チャペックからチェコ・コミックまで〜 東欧の絵本大国 チェコ絵本をめぐる旅」を見に行ってきた。芦屋へは、いつもは阪急か、戻りだけJRということが多く、JR線よりも南へは初めてかもしれない。阪神の芦屋駅で降りて、歩いて、美術博物館まで。
 「チェコ絵本をめぐる旅」展は、第1部で古くから親しまれているジョゼフ・ラダやチャペック兄弟、イジー・トゥルンカらの絵本原画や絵本、アニメーション映画の絵コンテなどを、第2部で2000年以降の作家の作品を展示。線がくっきりとしていて、ユーモラスであるとともにパワフルな古い作品に対して、現代の作品は繊細で淡い表現のものが多い。文字との組み合わせに面白いものが多いと思うけど、絵の展示が中心だったので、そのあたりはあまり見ることができなかった。鉛筆を忘れて、メモできなかったけど、表紙のみ展示されていた本にも面白そうなものがあった。
 ヨゼフ・チャペックによる『たのしい川辺』の挿絵は初めて見たけど、なかなかカエルがワルそうなかんじで面白かった。本として読みたくなった。今回の展示は図録はなかったけれど、『たのしい川辺』からポストカードが一枚出ていたので、購入。他にコラージュを交えた手法が面白かった『ディス・イズ・プラハ』のミハエラ・クコヴィチョヴァー(覚えられない…)のポストカードや、展示にはなかったけど気に入ったものをいくつか。

 帰りに周辺を散策。不思議なデザインの団地に遭遇して、気持ちが高揚した。芦屋浜シーサイドタウンもしくは芦屋浜団地とも。均質な部屋が並んでいるのだけど、ベランダは見えず、建物と建物のつなぎもむき出しの鉄骨が見えたりして、コンテナを積み上げているようなかんじ。でも、よく見ると、洗濯物があったりして、やはり住居なのでした。橋を渡って、埋め立て区域に。うろうろしているうちに、海に辿り着いた。

 大阪に戻り、「ディスクユニオン」で、はちみつぱいの再結成ライヴ盤『Re:Again Billboard Sessions 2016』とこちらも再結成のような「ロック画報」26号、はちみつぱい特集号を買う。「Re:Again」とか「活動休止の休止」といった言葉の使いかたには抵抗があるのだけど、見てきたひとたちの話から、よいかな、と。藤井暁ワークスシリーズのルナ・パーク・アンサンブル『遊園地を壊せ』を見つけて、それも。藤井暁ワークスシリーズは、本家本元の「ディスクユニオン」でも見かけなくて、閉口している。他に買おうと思っている本があるのだけど、よれよれだったので、見送り。それを探しに、「タワーレコード」茶屋町店にも寄ってみたけど、なかった。前に来たときにはなかったパンチ・ブラザーズの "THE PHOSPHORESCENT BLUES" があったので、購入。

7月25日(月)
[一回休み]
7月26日(火)
[一回休み]
7月27日(水)
[一回休み]
7月28日(木)
[一回休み]
7月29日(金)
[一回休み]
7月30日(土)
[一回休み]

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2016 Kijima, Hebon-shiki