目次に戻る

2016年7月3日〜2016年7月9日


7月3日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2016年7月3日】
 涼を取れば、静がなくなり、静をとれば、涼がなくなる一日。しかしまだ純喫茶には踏み込めない。
7月4日(月)
 [一回休み]
7月5日(火)
 [一回休み]
7月6日(水)
 [一回休み]
7月7日(木)
 [一回休み]
7月8日(金)
 [一回休み]
7月9日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2016年7月9日】
 今週も、と言うのもなんだけど、割と仲良くしていたひとが今月いっばいで会社を辞めるということで、昨日、最後の挨拶。本社のほうに戻ってから3年以上経っていて、その間は稀に本社に寄ったときに顔を合わせるくらいだったけど、社外に共通の知り合いもいるので、どこかでまた会うこともあるかもしれない。音楽もやっているので、餞別コンピも考えていたのだけど、前日に、ザバダックの吉良さんの訃報を知り、ちょっとその夜は他の音楽は聞けなくて。ザバダックはほとんど聞いていなかったにもかかわらず。

 ザバダックは、デビュー当初、CMなどで使われていた曲が印象に残り、興味を持ったのだけど、あと一歩踏み込めなかった。手元にあるのは、上野洋子さんが抜けたあとのソロ初期に出た『音』のみ。バイオスフィアのオムニバスに入っていた「星の約束」が気に入ったのと、種ともこさんらがゲスト参加していたことから買ったのでした。
 その昔、阪急梅田駅構内の「紀伊國屋書店」の奥にあったレコードコーナーが、ザバダックにとても力を入れていたのを記憶している。ザバダックを聞くと、その店の様子をいつも思い出す。テイトムセン制作のパンフレットなどそこでもらっていたので、やはりテイトムセンだったのかな、意識していなかった。おもしろい店でした。

 雨を覚悟していたけど、昼前に止み、ばたばたと用事を済ませてから、ひさしぶりに京都に。「第4回 京都レコード祭り」に。16時から吉田省念バンド、19時からオオルタイチさんのライヴもある、ということで。「アナログばか三代」(湯浅学×いしいしんじ+いしいひとひ)によるDJが続いている中、到着。さっそく棚を見始める。吉田省念バンドの演奏が始まる頃にはそこそこ抜いていたので、そこで一旦締めて、演奏を聞くことに。三日月スープとはちがって、エレクトリックセットによるロックっぽい演奏なので、少々とまどいました。
 松野泉さんは、先日、KBS京都「レコ室からこんにちは」に出演されていて知ったひとで、映像作家でもあるらしい。そこでも少し紹介されていた自身の歌はぐっとくるところがあまりなかったので、盤を見ながらにしていたのだけど、演奏にも話しぶりにも好感を持ちました。
 疲れてきたので、隣のパン屋さんのイートインコーナーで休憩。18時からのホームカミングスは…なんだかもったいない。ギターポップの灰汁を抜いて、恥ずかしいところだけ残った、ように聞こえて。
 オオルタイチさんは、弾き語り。YTAMOさんとのデュオ、ゆうきのレパートリーがほとんどとのことだけど、声と柔らかくゆったりとしたギターを気持ちよく聞いた。電子音でくちゃくちゃとかきまわすひとと同一人物とは思えない。浅川マキさんのカバーも。終演後に、『ひきがたりの旅 Vol.1』を購入。ここにはウリチパン郡の曲の弾き語り版カバーも収録。

 「レコード祭り」で買ったもの。ペギー・リーがレズリー・ダンカンやレオン・ラッセルの曲を歌っている1972年のアルバム "NORMA DELORIS EGSTROM FROM JAMESTOWN, NORTH DAKOTA"、ベイジル・カーチンの音楽は収録されていないけど、ジャケットデザインがかっこよいので、デイヴ・クラーク・ファイヴ主演映画のサントラ "HAVING A WILD WEEKEND"、CDを貸したままのビル・ブラフォード "FEELS GOOD TO ME"、3インチCDで持ってるのだけど…のザ・ラジ・カルテット "WHOOPS! WHAT A PALAVER!"、コンパクト盤でサントラを2枚、フランシス・レイ『白い恋人たち 13 JOURS EN FRANCE』とバート・バカラック『失われた地平線 LOST HORIZON』。モスキートの "TIME WAS" はCDと少し内容がちがっていたような…と思って買ったけど、同じでした(やっちまった)。最後残り10分というところで、駆け込みで、ウィークエンド "LA VARIETE" の2006年版CDを。前回の「夜のピンチヒッター」で、ヴィヴィアン・ゴールドマンの「ランドレット」をかけた後で安田謙一さんが話されていた「コンピレーションが出たので買おうと思ったが、全部持ってる、と気付いて思い止まった」という話を心に刻んで、出かけたにもかかわらず、アナログ盤しか持ってない、とか、夏が近づいている、とか言い訳して、誓い空しく、思い止まれませんでした。
 他にあちこち寄る気力なく、そのまま帰宅。

目次に戻る

2016 Kijima, Hebon-shiki