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2016年6月12日〜2016年6月18日


6月12日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2016年6月12日】
 TBSラジオがポッドキャスト配信を終了と、先週、配信番組内で発表された。赤江珠緒さんの話すところが聞きたくて、ポッドキャスト版で聞くようになったのはいつからだったろう。今年に入ってから、か。不安なことがあると、ひとの声のほうが安心するとか、ながらで聞くなら音楽よりもラジオ番組のほうがとかそんな理由で。配信終了の告知の中で「アクセス集中に伴うサーバーの増設」と言われているのを聞くと、「ああ、わたしのような新参者のせいで」という気持ちになる。わたしのiPad miniはWi Fi通信のみなので、ストリーミング配信だと、移動時に聞くことができない。通勤時はラジオ、家に帰ったら音楽、と分けることができていたのだけど、さて。

 昼の買いものから帰るくらいから雨が降り出して、出かけるのを断念。いろいろ忘れていたことを夜になって気付く。嗚呼。

6月13日(月)
[一回休み]
6月14日(火)
[一回休み]
6月15日(水)
[一回休み]
6月16日(木)
[一回休み]
6月17日(金)
[一回休み]
6月18日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2016年6月18日】
 ニュースを見ながら「呟く」と、どうも荒れてしまって、何に対してのものか、目の前のそれを共有していない読者が想定される場合は、その荒れっぷりが共有されないことも予想できる。楽しさは、共有されていなくても、楽しさに惹かれて、「目の前」に何があったのか知りたいと思うものだけど、楽しくないものをわざわざ訪ねてはくれないだろう。という訳で、楽しくない方向でのそれは控えようと思っているのだけど、呟きはメモ代わりのところもあるので、振り返ったときに記録を忘れがちで、それはそれでどうしたものだか。

 というような、ぼんやりした日々でありますが、世の中のことを思うに、てんびん計りができてへんよなぁという嘆きが続いています。損得で動けというのではなく、優先順位を決めようよ、と。ますぞえ氏は優先順位を間違えていた気はするけれど、ますぞえ氏を辞めさせたかったひとたちは優先順位を考えようともしてなかったみたいに見えて。政治資金の私的流用や公私混同はよくないね、ということであれば、そうした行為ができないように仕組みを作る、のが先ではないか。仕組みを作って、みんなで守りましょう、でよかったのに。ますぞえ氏の抵抗も謎ではあった。公私混同を認めれば即終了という考えがあったのかもしれないが。危機管理という語は形容矛盾だと思うけど、「危機」が管理できるようなしょうもないもんになってしまっているのだ、きっと。法的には問題ない、とか。で、それを先回りして、どんどんしょうもなくなっていく。

 通販で頼むとき、まとめ買いで割引になるときは特に、つい、ついでに「そう言えば聞きたいと思っていた」ものを頼んでしまう。新譜は在庫があるとしても、「そう言えば」ものはつまり店頭でも見かけなかった、もしくは見かけなくなっているものなので、在庫がなく注文になる。入荷予定日変更のお知らせが何度もくる。という訳で、忘れた頃に届くことが多いのだけど、今日は何故だか、そんなのが揃って到着した旨の連絡が来た。来るときには来る。そして、発送したというメールを受け取ったのに、そう言えば届いていないものも思い出した。
 通販物は、精神衛生上の都合で、コンビニ受け取りにしているのだけど、出がけにピックアップしていくか、帰り際に引き取りに行くか迷った。気持ちは、出がけに受け取りたい。早く手にしたい。のだが、荷物になるので、合理的判断が勝って、帰りに寄ることにした。

 大阪市内へ。大阪市内へ。マルビルに寄り、「MOJO」誌の表紙がプリンスか、と思ったら、シド・バレットだった。で、シド・バレットだと買ってしまうのだけど、よく見ると、先月号だった。この半年くらい、海外雑誌が入荷するタイミングでマルビルに寄ることができず、かなりご無沙汰していた。
 その足で、中之島散策。大江橋で、ウニタ・ミニマ『世界の縁』再発盤のジャケットに使われている写真が撮影された場所を確かめた。「日本銀行」の道路をはさんで反対側(北詰西天満側)かと思っていたけど、真ん前(南詰中之島側)でした。

 先週に続いて、今週も天満橋1丁目「音凪」に。福岡史朗さんの全曲新録による2枚組ベストアルバム『HIGH-LIGHT』発売記念ライヴ。アルバムの基本ラインナップである福岡史朗さん、松平賢一さん、大久保由希さんのトリオでの来阪で、大久保さんのソロセットも。1曲、松平さんのロックな弾き語りもありました。大久保さんの「Step」を聞きながら、この曲はよく餞別コンピに入れるのだけど、餞別コンピを渡したひとがライヴに来るということがないよな、ライヴ動員には何にも役に立ってないじゃねえか、と思ったり。いや、その、自分だったら、これ1曲聞いたら他も聞きたくなる、のではないかと思えるようなのを選んでいるつもりなので。レコード(録音作品)になっていない曲もいろいろ歌われてました。声ののびやかさとギターのバンカラさのコントラストが楽しい。
 特に名は告げられなかった『HIGH-LIGHT』トリオでの演奏は、アンサンブルとハーモニーから生まれる疾走感がひたすら楽しく、かっこよかった。コードのなせる技なのか、ベースが居ないのに、リズムの躍動感がはっきりかたちになっていて。大久保さんのドラムはこぶりなセットでも、スネアとハイハットのコンビネーションが絶妙で引き締まる。福岡さんと大久保さんの声の妙もある。奇妙な設定をハードボイルドに描く福岡さんの詞がふたりの声でよりファンタジックなものになる。松平さんのギターは光を当てて、陰影を濃くするようなかんじで鳴り響いてた。
 帰りに、『HIGH-LIGHT』を購入。さっき聞きながら書こうと思ったら、手が止まってしまった。トリオに加えて、曲によって、ライオン・メリーさんや藤原マヒトさんが参加、2曲でサックスの本橋卓さんが参加している。

 帰りに通販到着物を引き取りにコンビニ2軒へ。22時開始のチケット販売がアクセス集中で進まないと手こずっていた。22時販売開始て。ちょっと止めてもらって、ささっと済ませる。
 通販到着物。●ウルトラヴォックス "ULTRAVOX!: THE ISLAND YEARS"。CDで買い直していなかったものを文庫版ボックスで買ってしまうシリーズです。最初の3枚に、アルバム未収録曲を集めたボーナスディスク "RARE RETRO" を加えた4枚組。●リック・ウェイクマン "5 CLASSIC ALBUMS"。これも同上。と言っても、"THE SIX WIVES OF HENRY VIII" と "WHITE ROCK" しか持ってない。"KING ARTHUR" と "NO EARTHLY CONNECTION" は聞いたこともなかった。今回は "WHITE ROCK" が含まれていることで買うことを決めた。●同じくリック・ウェイクマン "LIFE ON MARS?"。デイヴィッド・ボウイ追悼シングル。●ピーター・ホルサップル&クリス・ステイミー "HERE AND NOW"。ファミリーの "My Friend The Sun" をカバーしていることで知ったdB'sのメンバーによるデュオ作。Apple Musicにあったので、つい聞いてしまったら、他の曲もとても良くて。歌詞も知りたくなったけれど、ネット上で見つけられず…なのだけど、ブックレットにも歌詞の掲載は無し。ぎゃふん。●バーブラ・ストライザンド "STONEY END"。気になりつつも、作品数は多いし、手堅いものも多いかなと思い、なかなか手が付けられない。これはローラ・ニーロやキャロル・キング、ランディ・ニューマンの作品を採りあげた1971年のアルバム。●ラッシュ(Lush) "CHORUS"。集大成ボックス5枚組。収録されている曲は、ここで初出のもの以外は全部うちにあるようなかんじなので迷っていたのだけど、まとめ買いなら安くなると思うと。パッケージの良さも背中を押したかな。 という訳で、きょうだけで、20枚増えました。

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2016 Kijima, Hebon-shiki