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2016年4月24日〜2016年4月30日


4月24日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2016年4月24日】
 昼過ぎ、懸案を片付けるためにも、とひさしぶりに休日の外出で、大阪市内へ。自転車で10分の自宅最寄駅の近くになってから、地図を持ってくるのを忘れたことに気付いた。取りに帰ろうかといちどは戻りかけたのだけど、既に遅めの出発だったので、あきらめてそのまま電車に乗った。

 路線バス乗り継ぎの旅。改装工事中のため仮設になっている大阪駅のバスのりばで、かなり待ってから乗ったバスで、路線を確かめたら、ベストではないことに気付いた、けれど、これもあきらめてそのまま乗る。降りてからしばらく歩いて、目的地に。それから、またバスで南に向かったのだけど、ここでも、降りるべき停留所のひとつ前で降りてしまった。そんな一日。

 「アオツキ書房」で、「三ツ沢通信」土竜[春]号。ユッスー・ンドゥールとネネ・チェリーの "7 SECONDS" 12インチEPを買う。"7 SECONDS" は、CDを持っているけれど、そこに入っていないミックスが入っている。
 LPをざっと見ながら、「レコードストアデイ」にまつわるもやもやした気持ちについて思い返していた。レコードのことで行列に並ぶようなことをしたくない、争いたくない、ということなのだと思う。レコードの入手で「勝って」もなんもうれしくない。電車待ちの列に並びたくないのとはちょっとちがうけれど、余りものでいいという気持ちは同じかもしれない。

4月25日(月)
[一回休み]
4月26日(火)
[一回休み]
4月27日(水)
[一回休み]
4月28日(木)
[一回休み]
4月29日(金)
[一回休み]
4月30日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2016年4月30日】
 木曜日から連休が続くということで、直前の四日間はじりじりとしてしまいがちなのだけど、詰めの甘さにうんざりさせられることが続いていたのが災いして、木曜日、言葉を選ぶ余裕を無くして、声を荒げるはめに。詰めの甘さに対して、気付いたことがあれば指摘してくれという要請に答えて、疑問を投げかけただけなのだが。

 今朝のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』はその点で、というか、そういうことがあったこともあって、面白かった。主人公の常子は転校先で、転校生であることを理由にクラスでいやがらせを受け、カンニングしたかのように見せかけられる。聡明なクラスメイト、綾の提案で再試験することになり、クラスで二番目の好成績を収めるも、一番であった綾の隣の席であることから、綾の答案を盗み見たのだと再び言いがかりをつけられる。しかし、それが言いがかりであることは、答案によって証明される。常子の奇妙な懇願に押されて、試験勉強を手伝った際、綾は常子に、授業の様子から試験に出る可能性が高い問題を事前に教えた上で、自分はその問題に答えないでいた。綾ができていない問題を常子ができていれば、カンニングしていないことの証明になるから。いやがらせをする連中を信用せず、言いがかりを予想したうえで教師を利用して疑いを晴らすことができるように手を打っておいた訳で、正義感をふりかざすことなく、なんとかしようとする頭の良さに泣けてしまった。同じ言葉が、関係が変わることで、意味合いが変わるということも描かれていた。

 しかし、なんというか、しょうもないメディアが好きな「ネットの声」を検索してみると、いやがらせをする連中に対して正義感をふりかざしたり、綾の「上から目線」を断ずるようなものが目について、うんざり。物語上明らかに「間違っている」ことがわかる側を非難しているのだけど、そのやりかたは、どちらが間違っているかわからない状態ではどっちに付くかわからない。陥れた当人は別として、カンニングを非難するのは「正義をふりかざす」ことだから。というようなことが読みとれないひとたちの声があふれている場所を参考にしてもしょうがない。
 責任逃れをしないでいる絶対の自信がある訳ではないけれど、「陥れた当人」を想定することによって、真偽がわからない状態で正義感をふりかざすことに対して無反省でいようとすること(陰謀論)を警戒することはできる。

 アイドル周辺も、正義感が苦手。その狭量、浮かれっぷりにうんざりする。世界、ではなく、村を守りたいだけ。

 木曜日は、先々週のMさんの送別会の直後に退職することを知らされたOさんの送別会。仕事の話や音楽の話をよくしていたので、とても残念だけど、体制変更後あきらかにしんどいかんじだったので、引き留める言葉が思いつかなかった。送別会からの帰りも、ふたりになったのだけど、いつもと同じような話をして、分かれた。「じゃあ、また月曜日に」と言わなかっただけで。

 金曜日は、中之島川べりのリストランテでの若い友人の結婚披露パーティー。いい歳だが、かしこまった場に行くことがほとんどないので、なにか失敗するのではないかと、何をするという訳でもないのに、服装から会費の出しかたから立ち振る舞いから気に…してるだけで何もできていなかったのだが、始まるまで不安と緊張で。始まると、新郎の高校時代からの友人たちが中心になって、というか、なによりも新郎が終盤まで素顔を出さないままという斬新な進行で、ざっくばらんな楽しいものでした。ちんどんの賑やかしで始まり、最後には新婦がドレスにエレキを抱えて、歌を。「南紀白浜アドベンチャーワールド」の昔のCM曲を歌っていて、よかった(この時点でようやく新郎が仮面を脱ぎました)。
 帰りに同じく参加していた女の子と梅田でアイスクリームを食べた、のはいいけど、ここで釣り銭は落とすわ、アイスはこぼすわの失態を。はぁー。

 「タワーレコード」へ。緊張から解けて、散財。東京エンニオ・モリコーネ研究所(江守功也・岡村尚人・江口浩・真壁邦夫・セルジオ石熊)『エンニオ・モリコーネ映画大全』(洋泉社)、チップ・キッド、ジェフ・スピアー『スヌーピーとチャールズ・M・シュルツの芸術 ONLY WHAT'S NECESSARY: CHARLES m. SCHULZ AND THE ART OF PEANUTS』(DUブックス)、工藤順子「キャベツUFO」「トタン屋根のワルツ」「風のオルガン」を収録した『日々 NHKみんなのうた 55周年アニバーサリーベスト1961-2016』を購入。

 リアルタイムで聞けなかった金曜日のラジオ関西「夜のピンチヒッター」では、リクエストしたHALCALIの「(500)日のマジック」をかけてもらってました。HALCALI、この曲を収録した『ハルカリノオカワリ』を最後に活動休止してたんやね(ここで「オカワリ」を "BUFFALO SPRINGFIELD AGAIN" の「アゲイン」に重ねてしまう)。
 気になった曲メモ。ピンク・レディーのフォロワー(と言っていいのか)、キューピット「Love Beat 3-3-7」。Alaitz Eta Maider "Hablame En Crisitiano(わかるように話せ)"、Tomato n'Pine(トマトゥンパイン)「Unison」、ななのん「ななななのんのん」、Quinoco(きのこ)「あふれる」(ハセガワミヤコさんと戸田和雅子さんのデュオとのこと。それぞれは聞いたことがあるけれど、デュオを組まれていたのは知らなかった)。

 きょうは、森ノ宮「Q'sモール」での「一箱古本市」に。森ノ宮には縁があるものの「Q'sモール」に行ったことがなかったということもあり。屋上がランニング用のトラックになっていて、その脇での出店。一階では古書店の古本市も開かれていた。

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2016 Kijima, Hebon-shiki