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2016年4月3日〜2016年4月9日


月日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2016年4月3日】
 『怒り新党』の夏目ちゃんも『スーパープレゼンテーション』のフッキーも「SOLiVE24」のほーりーさんも知らない間に出演最終回になっていた番組改編期。「知らない間に」なのは、このところ見ていなかったから、なので何も言えませんが。

 仕事も、4月からのシステム変更でおおわらわ。半月くらい試行期間があるという話だったのに、アクセスすらできず、いきなりということになり。しかもしばらく旧システムでの作業も止められていたので、たまっていて、すぐに処理しなければならない案件多く。いきなりつまづいて、質問メールを出したら、呼び出される始末。そう言えば、旧システムでの作業をやり始めた頃もおねーさん方に呼び出されたな。いろいろ教わったり無理をお願いした歴代のおねーさん方は次々と辞められて、残っているひとはわずか。自分でやらなあかん領域が増えたので、共同作業の楽しみは減少。それにしても、作業分担が増えている上に、要領がわからないことが多く、どれくらの作業量になることやら。

 通勤読書は、植本一子『かなわない』タバブックス版を読み終えて、続いて、田口史人『二〇一二』の途中。どちらも震災以降の日記を中心にした本であることは偶然。
『かなわない』は、小冊子版を著者のことを何も知らない状態で表紙に引かれて手にとって、どんなことを書いたものなのだろうと読み始めたら、何も知らないひとのことなのに、このひとはあれやこれやをどうするつもりなのだろうということが気になって、買ってしまった。タバブックス版は、ブログとして公開された日記を追加しての増補改訂版。小冊子版を読んだあとでも、どうするつもりなのかはわからなかった。日記を読んでもわからないだろうという予感はあったのだけど、やはりそこのところはわからない。それでも読んでしまうのは、観察力ゆえと暫定的に思っている。

 GUIROのシングル盤を聞いて、後追い中。Ettの二人はゲストではなくて、しっかりメンバーだったのか。旧グッゲンハイム邸でのライヴでも西本ゆかりさんが歌っていた「目覚めた鳥」は1枚目のシングルB面でも西本さんヴォーカルで収められていた。この曲と3枚目のA面「ハッシャバイ」が今週よく頭の中で鳴ってました。「ハッシャバイ」を聞くと、「薔薇と野獣」とか「三文ソング」とか「100ワットの恋人」を続けて聞きたくなります。でも、はっぴいえんどとはほとんど関係ない。忘れないうちにDLコードも利用して、次はアルバムを聞きます。旧グ邸で買わなかったのは、順序を踏む癖もあるし、待ち望むためということもある。

 土曜日は、午後から友人たちと桜宮で花見。電車に乗っている間にどんどん雲が増えていったので危ぶんだけど、持ちました。昼の花見は穏やかだし、明るいし、子供が多いので、いいです。ピクニックです。

 今日は雨ということだったのだけど、微妙な状態がずっと続くかんじで、なんとも。午前中の買い物やクリーニングしたものの受け取りのついでに、通販到着物を取りに行こうと思っていたら、強めになってきたので、その回はそのまま帰宅。夕方近くになって、もういちど近所に出かけるも、やはりパラついたり、強くなったり、止んだりの繰り返しで、動きにくかった。

 通販到着物。モノクローム・セット "VOLUME, CONTRAST, BRILLIANCE...: Unreleased & Rare Vol.2" とハーパース・ビザール "THE SECRET LIFE OF HAPERS BIZARRE"。
 モノクローム・セットの編集盤は、同タイトルの編集盤に Vol.1 とあったことを受けての第2集。第1集が出たときに第2集が予定されていたのかどうかはわからない。洒落だと思っていた。前回はアルバム未収録シングル、BBCセッション、未発表テイク、未発表曲をシャッフルして構成した素敵な一枚だったけど、その後のelからのオムニバスにはそこで編集されたバージョンが使い回されて、困惑の種にもなった。今回はデモ録音集。1978年のデビュー直前の録音が2曲、"LOST WEEKEND" のための楽曲でありながら落ちてしまった2曲、ソロ曲を含むバンド解散期の録音が6曲、1990年の再結成につながる1987年からの録音4曲、再結成第2作 "JACK"(1991年)収録の2曲の再録、の16曲。最後の "Black Are The Flowers" と "Jack" はてっきり "FAB GEAR"バージョンで、これで同作封印に一歩近づくぞ、と思っていたのだけど。ジェレミー・ハリントンが脱退したことでお蔵入りしてしまった "Fly Me To The Moon" は、"LOADED" 感が漂う曲で、VU趣味はビドやレスターだけのものではなかったのかと思ったり、華やかさを想定していたことがうかがえるアレンジなど、思っていたよりも、楽しい一枚でした。

 ハーパース・ビザールの "THE SECRET LIFE OF HARPERS BIZZARE" は、「雲州堂」BGMで何度も聞いているうちにやせ我慢の限界が来まして。このアルバムは、新旧曲のカバーを中心に構成された架空の映画のサウンドトラック。やせ我慢というのは、ハーパース・ビザールという出木杉バンドのもっとも出木杉なアルバムなもので、文字どおり「敬遠」していたのだ。いまではソフトロックと称されるポップスを演奏していたバンドはもともとフォークグループだったり、ガレージバンドだったりして、さこから来る粗さがうかがえるところがあるのだけど、その点、彼らは、よくは知らないのだけれど、そうした粗さがほとんど見えなくて。粗さにわくわくする身としては素直になれないバンドだったのでした。

 ひさしぶりにオムニバスカセットを作ってみた。母親の自室にはテレビがなく、いまは枕元のラジカセをずっと聞いているので、バリエイションのひとつとして、Apple Musicで、母の好きな曲を集めて、それをテープに録音した。ひさしぶりだったので、ケーブルを間違えたり、オートリバースの設定を変える方法がわからなかったりしつつ。

月日(月)
[一回休み]
月日(火)
[一回休み]
月日(水)
[一回休み]
月日(木)
[一回休み]
月日(金) 【▼ぐりぐらメモ/2016年4月3日】
 いかん、いままで心の声であった「どうしたもんじゃろのぉ」が口をついて出てしまうように。NHK総合の朝の連ドラ(『とと姉ちゃん』)の使用回がまだ放映されていない段階で。新システムでの作業量がものすごく、しかし決まっていないことが多いので進まなくて、手詰まりだから帰る、ようなかんじになっています。どうしたもんじゃろのぉ。

 会社のジャニーズ好きが退職、今日が最終出社日なので、ジャニーズとの薄い薄い縁をたよりに、"Never My Love"、通称「ねばまい」をメインにした餞別コンピを作ってみたが、選曲し、曲順を決め、ジャケ撮影をし、資料としてウェブからシングルのラベル画像をもらってきて、解説を書いてレイアウトし、プリントアウトして、ブックレットサイズにカット、あとはCD-Rにコピーするだけ、というところで、空CD-Rの予備が無いことに気付いた。詰めが甘い。もともと作ったところで渡すかどうかはその場の勢いまかせで、渡さずに終わることもしばしばなのだが。

 選曲していると、あれもこれもとなるのが常で、70分前後に詰め込んでは、考え直して30分くらいに収めるのも毎度の話。今回は、初代ジャニーズが録音したもののお蔵入りになったという "Never My Love" と、グループ名は定かでなく推測ではあるけれど「日本のある有名なグループ a big Japanese group」が気に入って録音したというエピソードがある "Autumn Afternoon" がメインなので、あとは "Happiness is" を加えてアドリシ兄弟作品コーナーにし、ヒット曲と好きな曲の中から少し残した。へんてこりんな曲は外したけど、今回聞いていて "Like Always" がしっくりきたので、ニルヴァーナを思わせる翳りがあるものの、残すことにした。
 それにしても、ジャニーズの公式記憶では、"Never My Love" を録音したことになっているのだけど、それならディック・アドリシ氏が "Autumn Afternoon" のエピソードを語る際に、"Never My Love" についても触れるのではないか。あおい輝彦さんはコンサートで "Never My Love" を歌っていたそうだけど、そのときにアメリカ録音の話をしていたのかどうか。事務所が発掘する気になれば発掘できそうな気もするのだが。

 火曜日、仕事帰りに、家からちょっと離れているのでリハビリ中の母親が行くことができないスーパーに寄る、ついでにコンビニで通販到着物受け取り。ディーヴォ "EZ LISTENING MUZAK" 新装版。コンサートの幕間BGMとして制作されたインストゥルメンタルの「ミューザック」アレンジ版で、ファンクラブ向けに81年と84年にカセットで発売されたのち、87年にCD化されている。87年のCDは気になりつつも買わなかった。カセットから1曲漏れてたから?というよりも、カバーデザインにピンとこなかったのかもしれない。今回は2枚組になって、87年のCD "E-Z LISTENING DISC" のときに漏れた "Shout" のジャズ風バージョンと新録による "Human Rocket" が追加されている。ラウンジ向けということなのか、マドラーがオマケで付いている。

月日(土)

[一回休み]

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2016 Kijima, Hebon-shiki